52分と58分、チームの勝利を決定づけるゴールを決めプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた南野拓実は「チームの共通認識として初戦は絶対に勝点3というものがあった。集中して試合を締めることができたので良かった」と振り返った。
■南野拓実
――3点目は三笘とのワンツーからだったが。
ペナルティエリアのスペースを狙っていくのはチームのコンセプトの一つでもあるし、自分が得意なプレーでもあったので、薫がタイミング良くパスをくれて、相手を交わして落ち着いて流し込むことができたので良かった。
――ペナルティエリアに入る前に相手が捕まえづらい動き出しと、相手の股を抜いてのシュートだったが、その判断については?
前半から狙っていたところで、股抜きは感覚だが今日はそれが上手くいった。
――三笘からの左ポケットはドイツ戦もそうだったが、あの辺りはお互いの関係性が良いのか?
今日も前半から薫が2人を引き付けた中で、失わないし、中に運べるし、やりやすい。どのタイミングでも上手いのでボールを出せるが、なるべく自分があの形でフリーになればチャンスになると思った。ゴールにつながるプレーになるとは感じていたので、それが実って良かった。
――全体が左肩上がりとなっているところで自分がリンクマンとして使う時とゴールにアタックしていく時に使うバランスについては。
正直、今日は感覚でやっていた。前半は特にボールを持てる選手が多かったので、とにかく動き回ってスペースを作ったり、スペースに入っていくことを意識していて、前半からトライをし「これはありそうだ」と思っていた形が後半に実ったので良かった。
――個人としての2点目も感覚だったのか、それとも狙っていったのか?
あれは狙っていた。綺世が入るタイミングで自分も動き出していたので、前半からあのタイミングでいけそうだと話していた。狙い通りだった。
――相手がシステムを変えてきても、狙いどころは変わらなかったのか?
3になってからの方が自分はやりやすかった。立ち上がりマッチアップしている相手に対して先手を取れたので出鼻をくじけたし、彼らのやりたいことをやらせずに自分たちが試合を進められた。
――終わってみたら7-0という結果だが。
前回の経験をしている選手が多いので、みんなが試合前に喋っていたし、チームの共通認識として初戦は絶対に勝点3があった。集中して試合を締めることができたので良かった。次のバーレーンも結果を見ると侮れない相手。最終予選は何があるか分からないと感じているので良い準備をして、次も頑張りたいと思う。
――自身のスタートについては。
良かった。最高ではないけど、チームの勝利に貢献できて良かった。
TEXT : Ishida Tatsuya / SportsPressJP
Photo : Nishikawa Tomoyuki / SportsPressJP
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