開始30秒で2失点も、6発大逆転ー浦安ラス・ボニータス

メットライフ生命日本女子フットサルリーグ 2025-26 第8節 が 2025年9月6日(土) にバルドラール浦安アリーナで開催され、バルドラール浦安ラス・ボニータスがアルコ神戸に6-3で勝利した。この試合には1282人の観客が来場した。

試合は開始からわずか30秒でアルコ神戸が2得点を挙げた。米川正夫監督はこの立ち上がりの失点について、ホームゲームでの多数の観客による選手の緊張と硬さが原因だったと述べた。米川監督は、相手のプレスに対応するため、途中でシステムを4枚に変更。この戦術変更により背後を突いて1点を返し、相手がハーフに下がったことで、後半は浦安の攻撃機会が増え、逆転につながったと分析。ハーフタイムでの修正点も選手たちが実行できたとし、試合に向けて多くの「引き出し」を持ち、それを適切なタイミングで使うことが重要だと語った。セット組の変更も相手のセットの強度と自分たちの噛み合わせを考慮した結果だった。

キャプテンの伊藤果穂選手は、自身のメンタル面とミスが序盤の失点に影響したと反省しつつ、チームが取り返した勝利であり、それがチームの強みだと述べた。年に1、2回しかないホームゲームへの「ここにかけるぞという思い」が、逆に悪い方向に出た可能性も示唆したが、この経験を次の試合にい活かすとした。筏井りさ選手は、得点を取ることが自分の仕事だと語り、重要な試合で得点できる選手になりたかったため嬉しかったとした。練習してきた形や個人の対決ではまだ改善の余地があるとも述べた。4枚システムで相手に「ズレ」を作れたことは、チームの戦術的な幅広さを示すものだと評価した。


観客数1282人は、伊藤キャプテンにとってホームでのプレーを「一大イベント」と捉え、そのワクワクと同時にプレッシャーを感じたという。筏井選手は、目標の1500人には届かなかったものの、他の会場と比べても多くの観客が訪れたことに言及し、選手自らが「やりがいのある環境」を作り、フットサルの魅力を伝えるために集客活動に取り組んでいるという。浦安は常に1000人、1200人、1500人を超える観客数を目標とし、質の高いゲームを提供し続けることで、感動を届けたいという。伊藤キャプテンは、地元の浦安ファンに対し、「感動や勇気を与えられる、そんなフットサルというスポーツを伝えたい」と感謝と今後の抱負を述べた。

バルドラール浦安ラス・ボニータスは、この勝利を弾みに、来週からの2連戦に向けて準備を進める。


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