アリーナを熱狂に包んだ選手たちのパフォーマンス

2025年9月7日(日)、フットサルFリーグカップ決勝が千葉県バルドラール・アリーナで開催され、名古屋オーシャンズとバルドラール浦安が激突した。試合はお互い譲らずシーソーゲームの展開。前後半40分で 2-2 となり、延長戦に突入。ここでも両チームが1点ずつを挙げ、勝負は最後のPK戦にもつれ込んだ。PKでは、名古屋オーシャンズが3-2で制し、7大会連続12度目の優勝を果たした。バルドラール浦安は準優勝で終わった。

■名古屋オーシャンズ

<MVP 吉川智貴選手>

「厳しい試合を勝ち切れたことは収穫であり、今シーズン最初のタイトル獲得は嬉しい。Fリーグ ディビジョン1でのタイトル獲得が今年の大きな目標なので、今日くらいは喜んでもいいかもしれないが、チーム全員浮かれる事なく、練習していきたい」


<木暮賢一郎 監督>

「トーナメントという形でアクシデントがありながらも、勝ちを積み重ねてタイトルを獲得できたことは、選手にとってもチームにとっても自信になった。一番の目標はあくまでリーグのタイトルであり、今大会はチーム全員にとって良い学びと成長の場になった。」



■バルドラール浦安

<茨木司朗 監督>

Fリーグカップ決勝での激戦後、茨木監督は、会場を包んだ熱気と、選手たちが示した諦めない精神に対する深い尊敬の念を語った。

「会場の皆さんが熱狂的になれたのは、選手たちが本当に勝利にコミットして勝負にこだわったから」

延長戦において、再びビハインドを背負う状況になっても、選手たちは「全く勝負を諦めていない」姿勢を見せた。監督は、選手たちの行動や発言から、PK戦に行く前に自分たちで勝利を収めようとする強いマインドを感じ取っていた。この選手たちの姿勢が「全てお客さんに伝わっている」と確信し、「選手たちをすごく尊敬している。自信持って、皆さんにお見せできるチーム」と、チームと選手への絶対的な信頼を明かした。

惜敗という結果に終わったものの、選手たちがホームアリーナで示したパフォーマンスと、それに応えた観客の熱気が会場を包み、チームとファンにとっては忘れられない景色となった。

SportsPressJP