耐えて耐えて自分たちが決められたことは大きかった

2024-25シーズンSOMPO WEリーグ第16節で浦和レッズレディースがINAC神戸レオネッサに勝利した試合後、高塚映奈選手が戦術の転換点を明らかにした。


サイド攻撃の意識改革

高塚は「サイドに貼り付けて裏を狙うプレーを意識変更した」と説明。2シャドーのスペースを活用した縦パスを意識し、「攻守の運動量でチャンス創出を目指した」と自身の持ち味を発揮した姿勢を強調した。


苦戦を乗り越えたチーム連携

前半のINAC神戸の圧迫に苦しみつつも「フォーメーション変更で守備的に修正を重ねた」と明かす。試合中の選手同士のミーティングについては「週明けの変更点を全員で確認し合う助け合いが重要だった」と振り返った。


若手台頭へのコメント

「INACの若く背の高い外国人選手は脅威だった」とする質問に対し、高塚は自チームの若手育成にも言及。「浦和も若手が増えてきた。今後さらに成長したい」と意欲を示した。


攻防の決着

先週の武漢戦(120分未得点)との対比で「今日は粘り強い守備から決勝点を奪えたことが大きい」という。後半にレッズがゲームコントロールを掌握した流れを「隙間を見つける感覚が掴めてきた」と分析。この勝利でチームの若手とベテランの融合が進んだ様子が窺えた。今季の浦和レッズレディースの新戦略に今後も注目が集まる。