ラグビーリーグワン第11節で、静岡ブルーレヴズが首位の埼玉パナソニックワイルドナイツを22-17で破り、今季初黒星をつけた。試合後の会見で、監督は勝利の喜びと今後の展望を語った。
試合を振り返り、キャプテンは「70分以上トライを許さなかったディフェンスの集中力が良かった」と語った。静岡はペナルティを抑え、規律正しく戦えた点を勝因に挙げ、「エリアを確保してファイトする意識がうまく機能した」と準備の成果を述べた。
後半4分にフランカーのヴェティ・トゥポウが60メートルを独走して決めた逆転トライについては、「若い選手がチャンスを掴んでステップアップしている」と話し、チーム全体でインパクトを出す重要性を述べた。
今後のシーズンに向けて、静岡は「どのチームも勝つ可能性がある大会。毎週、今日のような準備を続けて1試合1試合勝つことが大事」と冷静にコメントした。怪我の予防も課題に挙げ、長期戦を見据えた姿勢を示した。
ディフェンス面では、中盤戦までの課題を克服したことが話題に。藤井監督は具体策には触れなかったものの、「責任感と準備が結果につながった」と語り、反則を抑えた戦いぶりを評価した。また、ゲームキャプテンに山沢京平を起用した理由を問われると、「素晴らしいシーズンを送り、ゲームへの責任感とリーダーシップを発揮している」と話し、そのパフォーマンスがチームを牽引していると明かした。
攻撃面については、埼玉の強さを認めつつ、静岡の対応力が光った試合だった。首位撃破の歴史的な勝利に沸くブルーレヴズだが、会見では浮かれず、次の試合に向けた集中力を語った。8勝3敗、勝ち点35としたチームは、リーグ終盤戦へさらなる飛躍を目指す。
Photo by Atsuhiko Nakai/SportsPressJP
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