崩れることなく現実を受け止め追いついた

W杯アジア最終予選、8大会連続8度目のW杯出場を目指す日本代表は、埼玉スタジアムでオーストラリア代表と対戦し1-1で引き分けた。ボールを支配した日本だったが58分に谷口彰悟が痛恨のオウンゴール。そのなか、途中出場した中村敬斗がキレのあるドリブル突破から76分にオウンゴールを誘発し引き分けに持ち込んだ。


■森保一監督

ホームで勝点3を取って、現地で喜んでいただく、そしてメディアを通して応援してくださる方々に喜んでいただける勝点3を取りたかったという悔しい気持ちはある。ずっと無失点できた中で、オウンゴールというアクシデントで先制点を許し、崩れてもおかしくはない展開で選手たちはやるべきことを続けてくれた。そして追いつくために冷静にギアを上げながら同点に追いついた。うまくいかずに崩れることなく現実を受け止めて追いついた。そして逆転するチャンスを作れたので、悔しい結果だが、チームとしての戦いとしては選手たちがやってくれた試合中のプロセス、試合に至るまでの日々のプロセスができたことを評価したいと思う。最終予選に勝っていくのは簡単ではないことは、今日の試合で再確認できたと思う。次のアウェイでの2連戦は厳しい戦いになることを覚悟して1試合1試合、最善の準備をすることを肝に銘じる。いい教訓になった。

取材:石田達也

Photo:Suzuki Hirosige/SportsPressJP


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