ここまで精度が高いとは思わなかった

◆平林太一選手

平林選手は試合後の会見で、モロッコ戦を振り返えり、「ずっと対策してきた相手だったが、1枚上手いかれた感覚がある」と述べ、相手の技術の高さを認めた。 シュートに関しては「相手が打ちたい時に寄せてくる点で上手かった。それを理解した上で、もっとシュートを打つタイミングを工夫できたはずだ」と分析。「最後に足が振れない」という課題について「このピッチでやっていく中で改善していく必要がある」と語った。

次戦への意気込みも示した。「明後日の決勝で借りを返したい。日本でできる大会なので、日本の人たちがたくさん見ている中で勝ちたい」と述べ、さらに「パラリンピックでは大事なグループリーグの1戦になるので、しっかり勝てるようにしていきたい」と語った。


モロッコのプレースタイルについては「今のブラインドサッカーから外れたプレーをしている感じがする」と分析。「ダイレクトシュートが非常に上手い。普通のサッカー的なドリブルもできる」と説明、「蹴り出しながら前進してくるなど、特殊なチームだ」と評した。特に相手の10番については「足に目がついているんじゃないか」「あれは超能力だと思う。自分は超能力が使えないので、その分努力して頑張る」と語った。

試合前の対策については「スタッフが考えてくれた対策があったので、そこまで意外な展開ではなかった」としながらも、「練習の時に『これをやられたらやばい』と思っていたことが実際にあった。ここまで精度が高いとは思わなかった」と、相手の実力の高さに驚いたと語った。