ブラサカ、日本はモロッコに惜敗

 「ダイセル ブラインドサッカージャパンカップ 2024」大会二日目、日本代表はモロッコに0-1で惜敗した。パラリンピックを見据えた重要な一戦で、チームは多くの学びを得た様子だ。試合後、監督と選手たちが今後の展望や課題について語った。

中川監督は、「失点して負けてしまったが、狙っていたカウンターは良かった」「ドリブルやボールを受ける部分など、クオリティを上げる必要がある。今回の経験を活かし、パラリンピックに向けて修正していきたい」と語った。モロッコ戦の意義については「パラリンピックで対戦する相手の強度に慣れる良い機会だった」と評価した。フィジカルで劣る日本だが、「持久力やアジリティで勝負したい」と今後の戦略を示唆した。

また、「モロッコは特殊なチーム。9番と10番の2人のスーパースターが非常に強い。センターレーンに投げ込んで、ターンからシュートという彼らの得意プレーを封じることを最優先に考えた」と、相手の分析と対策について説明した。若手の起用について「高橋選手のような若手に、国内とは違う強度やプレッシャー、サイズ感を経験してもらうことが大切。本番で爆発してくれることを期待している」と語った。