ブラインドサッカー日本代表、マレーシアに勝利

【ブラインドサッカー日本代表、パリパラリンピック前の国際大会で劇的勝利】


大阪駅前で繰り広げられているパリに向けた前哨戦「ダイセル ブラインドサッカージャパンカップ 2024」。ブラインドサッカー日本代表が初戦を制し好発進を飾った。7月4日に開幕したこの大会は、パリパラリンピックを目前に控えた重要な国際大会となっている。


◆接戦を制した日本代表

日本代表は初戦でマレーシアと対戦し、試合終了間際の残り57秒で決勝ゴールを挙げ、辛くも勝利を収めた。キャプテンが決めた劇的なゴールにより、チームの底力が示された。今回の会場は通常より約30デシベル高い環境音の中、選手たちにとって会場の構造による音の反響の違いが大きな挑戦となったが、事前の準備や想定が功を奏したと監督は評価している。


この大会は、パリパラリンピックの競技場を想定したシミュレーションとしても位置づけられている。監督は、様々な環境下でのトレーニングを重ねてきたことが今回の試合で活かされたと述べ、今後の試合でもさらなる成長を目指すという。


大阪駅という中心地での開催は、ブラインドサッカーやパラスポーツの認知度向上に大きく寄与する。また、全試合入場無料で、日本ブラインドサッカー協会公式YouTubeでのライブ配信も行うという。この機会を通じて多くの人々にブラインドサッカーを知ってもらえる重要な機会となる。日本代表チームのさらなる活躍が期待される。

◆川村選手 

「今日は日本らしいサッカーではなかったので、見ていた方にはストレスたまったと思いますが、最後なんとか1点取って勝てたのは良かったです。シュートを枠内に冷静に打てば決まると思っていました。明日はパラリンピックでも戦う世界ランク上位のモロッコと試合するので、もっと厳しい戦いになると思うんですけど、僕らはハードワークして頑張ります。明日も応援よろしくお願いします。」     



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