パラ・パワーリフティング 男子65Kg級
奥山一輝選手
「一応パリは目指してはいたんですけど、ちょっと選考から落ちてしまったんです。世界ランキングとの差というか、そこでの差でちょっと至らないところがあって。やはり世界はすごく強くて、8位までがストレートインでいけるんですけど、8位がもう190kgとかで、僕は今160kg前後なんで、ここから伸ばしていこうって思ってるところですね」
ー凄い。。伸ばせるものなんですか！？
「無理ではないです。僕も体重をここから増やしたりとかもあるんで、階級が変わったりとかあるかもしれないんですけど」 「普通のベンチプレスっていうのは足を下げてやるんですけど、パワーリフティングはこれは足を上げてやりますが、ほぼ差がないです。健常と障害でハンデがないというか、体を使うという意味で差がないんです。多少怪我の度合いはあるんですけど、ほぼなしです。この競技は本当にハデなしで平等で戦い合えるのが素晴らしいです。」
ートレーニングは厳しくて大変だと思います。
「でも楽しいですね。僕は元々車いすテニスをやってたんですけど、どっちも一緒に頑張ってた時期があるんですけど、結果的にこっち(パワーリフティング)の方が記録が伸びてって、こっちに絞ったんです」
ー直近の状況を教えてください。
「最近の全日本で、パリの選考から落ちてしまって、その大会以降から結構落ち込んだりとかして、すごい苦しい時期はあったんですけど、今はもうしっかり切り替えて、その悔しさを力にロスのパラリンピック目指して頑張っています」 「東京終わってからパリを目指す過程で、その悔しさを力に頑張ってたんですけど、大胸筋の断裂をしてしまっており、痛みは慣れてるんですけど、動かないってところがすごくもどかしかったです。ちゃんとできないみたいな。重いものを使うんで、その一瞬の緩みがもうボーンと一気にきてしまいます。気づかない疲労が溜まってたりとか、気づかない、フォームが乱れてたりとかして。だからやっぱり怪我はしない方がいいです」
ー一度怪我されると回復には時間がかかると思うのですが。
「2年半ぐらいかかります。今は気持ちよくできてるんですけど、それまでずっと、昨日はうまくいったけど今日はダメとか、もうすごいざらにあって、さっきは上手くいったのに、今やったらダメだみたいな状態が続きました。一応大会の日程に合わせには行くんですけど、不足の事態が起きてしまったりとかもします。だから、やっぱり規則正しい生活と、しっかりとした体を作るのは大事です」
ー今後の予定を教えてください。
「とりあえず僕は5月にあるチャレンジカップを目指して練習してます。今回のパライベントも継続して反響が増えていけば、みんなで目立っていって発達させていきたいですね」
奥山選手、ありがとうございました！
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