「アグレッシブさが勝利につながった」

サッカー日本代表の森保一監督と上田奎司選手が11月16日、ワールドカップ予選のミャンマー戦後の会見を行った。

上田選手は初戦で3点を挙げたことについて、「チームとしても点が取れないと、苦しい時間が続くというか、そういうゲームになるなと思っていたが、早い時間に 1つ取れたことで相手をしっかりと負かせたっていうのは、すごくホッとした。」と語った。森保監督も「点を取るのは難しい展開も予想していた中で、綺麗な形ではないかもしれないが、選手たちがゴールを奪うためにアグレッシブにプレーしてくれた」と話し、初戦での勝利を称えた。

スタメン選択について森保監督は、「ベストな布陣を考えて決めた。コンディションなどを踏まえ、今日のメンバーが一番良いと判断した」と説明。守備が固く引いてくると予想されたミャンマーに対し、「アグレッシブに圧力をかけ、得点を奪っていく」という戦術が功を奏したと分析した。

前川選手について森保監督は「出場のチャンスを与える時期だと判断した。トレーニングでのパフォーマンスも良かった」と起用の理由を明かした。渡辺と佐野に関しては、それぞれの選手の長所を活かしたプレーが見られたと評価した。

一方、富安選手は本人の強い希望もありながらベンチスタートとなったが、森保監督は「ドクターと相談の上、休ませるのがベストと判断した」と説明。選手のコンディションを重視した方針を示した。

次戦のシリア戦ではテレビ中継がない可能性が高いことに対し、森保監督は「個人的には残念だが、仕方がない」とコメント。その上で、「選手が全力で戦う姿を想像していただき、応援していただけたら」とメッセージを送った。


TEXT:Nishikawa Tomoyuki/SportsPressJP

Photo: Suzuki Hiroshige/SportsPressJP