2025年11月1日、Bリーグ2025-26シーズン第7節、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ対広島ドラゴンフライズの一戦が名古屋市内で行われ、名古屋が75-64で勝利した。序盤から圧倒的なディフェンスを見せた名古屋が、試合を通して主導権を握り続けた。
第1クォーター、名古屋は25-8とリードを広げ、試合の流れを完全に掌握した。広島の得点源を徹底的に抑え、スリーポイントのチャンスをほとんど与えなかった。試合を通して名古屋はリバウンドで53-37と圧倒。特にインサイドでの強さが際立った。アーロン・ヘンリーがチーム最多の17得点を挙げ、スコット・エサトンは11得点16リバウンドのダブルダブルを達成。齋藤拓実も司令塔としてゲームをコントロールし、名古屋の攻撃を円滑に導いた。
試合後、名古屋の監督は「最初からディフェンスができたというのは素晴らしかった。相手に全然スペースを与えず、うちのゲームプラン通りにできた」と手応えを口にした。さらに「ディフェンスからオフェンスのチャンスが生まれた。正しいショットを取り続ければ、オフェンスリバウンドにも入れる。今日は20個のオフェンスリバウンドが取れた」と勝因を語った。
スコット・エサトンについては「今日は相手のビッグに付きすぎず、飛び込めたのが良かった。他の選手がスペースを作ってくれて、そこでリバウンドを拾えた。特に終盤の重要な場面でオフェンスもディフェンスもリバウンドが取れた」と評価した。
また、カエル選手とアラン選手についても「2人とも良かった。特に4クォーターで相手を慌てさせて、そこでリバウンドを取れたのが大きい」と称えた。一方で「ボールを大事にするところ、ハンドのファウルが多かったところは改善しなければいけない」と課題にも言及した。
リーグ屈指の得点力を誇る広島に対し、名古屋はわずか64点に抑える完璧な守備を見せた。監督は「チーム全体としてディフェンスを信じてやりきっている。ディフェンスをうちのアイデンティティにしたい」と語り、守備重視のチームスタイルを改めて強調した。
この勝利で名古屋は今季9勝1敗。ブレイクまでの残り8試合を見据え、首位争いを続ける。次戦は11月2日、再び広島との第2戦が行われる予定だ。
取材:AtsuhikoNakai/SportsPressJP
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