メットライフ生命女子Fリーグ2025-26ファイナルシーズン第13節が10月26日、神戸市立中央体育館で行われた。注目の兵庫ダービー、アルコ神戸対SWHレディース西宮の試合は、3-2でアルコ神戸が逆転勝ちを収めた。当日はタイトルパートナー記念イベントが行われ、観客数は1,628人を記録。コロナ禍以降で最多の入場者数となった。
試合は前半16分50秒、SWH西宮の尾川奈穂が先制。アルコ神戸は28分57秒に高橋京花が同点に追いつく後半35分40秒にSWH西宮の追野沙羅が勝ち越しゴールを決めたが、神戸が終盤に反撃。37分57秒に再び高橋が決めて2-2、さらに39分29秒に山川里佳子が決勝点を挙げた。アルコ神戸はこれでファイナルシーズン2連勝となり、勝点28で3位をキープ。SWH西宮は2位のまま勝点29で足踏みした。
アルコ神戸の加藤監督は、相手が引く中での定位置攻撃で得点できたことを評価し、パワープレーを使いこなせた点に手応えを語った。伊藤沙世はホーム開催への感謝を述べ、最後まで諦めずに戦った結果が勝利につながったと話した。次戦に向けてトレーニングでレベルアップを目指すとした。2得点の高橋京花は第13節の週間MVPに選ばれた。
SWH西宮の上久保監督は、2点目を取るまでの時間が遅れたことが敗因とし、最後に逆転を許したのは力の差と分析した。中断期間を活用し、チームを立て直すと語った。高尾茜利は、多くの観客の前でプレーできたことへの感謝を述べつつ、勝ちきれなかったのは実力と受け止め、残り3試合に全てをぶつけたいとした。
この節をもってリーグは一時中断。11月21日からフィリピンで開催されるFIFAフットサル女子ワールドカップのため、次戦は1月末となる。アルコ神戸対SWH西宮の試合は、FリーグTVとFリーグ公式YouTubeチャンネルで見逃し配信が予定されている。
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