■ニールセン監督の試合後コメント
相手のアグレッシブな走りに少し臆してしまった
「今回の試合は、これまでで最も難しい試合だった。相手のアグレッシブな走り込みをコントロールするのが難しかった。試合開始当初は、彼女らにとってセカンドボールを拾うのが簡単すぎた。その問題を修正しようと努め、試合が進むにつれてどんどん良くなったと思うが、残念ながらリードを許してしまい、追いつこうと必死だった。日本も個の力を発揮できたし、良い瞬間もあった。またポテンシャルもみせることができたと思う。試合中、いくつか不運な状況もあった。我々の最初のゴールがVARで取り消されたのに、ペナルティになった場面などだ。あれは大きな転換点だった。」
「ブラジルは勝つに値するが、我々もそれほど差はなかったと思うし、今回の学びには満足している。観客は素晴らしかった。ホームチームには4万人もの人が応援に来ていて、それがブラジル選手とって大きな支えになったと思う。いつか日本で試合をする時に、もっと多くの観客を呼べたらと思うが、そのためには良いサッカーを届けなければならない。部分的にはできたと思うが、やり遂げることはできなかった。」
我々は少し勇気を失ってしまった
「相手が非常に強くプレッシャーをかけてきたので、我々は少し勇気を失ってしまった。パスを出すのが常に少し遅れてしまい、相手にボールを奪われて危険な状況になっていた。そして、パスを速める代わりにボールを蹴り出すようになってしまった。これは次の試合に向けて修正すべき点の一つ。なぜなら、長いパスを出すのは我々のプレースタイルではないから。しかし、試合開始当初はそれしか機能しなかった。相手のアグレッシブな走りに少し臆してしまい、短いパスを試みるとボールを失っていた。もちろん、そこは改善する必要がある。また、反応が少し遅く、ファーストタッチもあまり良くなかったと感じたが、試合が進むにつれて改善された。ただ、やはり序盤は初めての経験だった。」
解決策を見つけ、正しい解決策であると信じる必要がある
「だが、その決断がどのように下されたのか、少し説明させてほしい。まず、試合後、彼女らが落胆しすぎないように、すでに円陣を組んで少し話をした。今日、我々は勝つに値しなかった。修正すべき点がいくつかある。そう、修正しよう。しかし、彼女らがやった良いこと、つまり我々が相手に挑み、押し戻し、後半は前半よりも良いプレーができたことなども見せるために、試合のビデオを見る必要がある。これらは精神的に人々を立ち直らせるものだ。だが、今日のような状況、つまり予想以上に相手のプレッシャーが強く、対処しきれなかった場合、まずどのように対処するか解決策を見つけ、そしてこれが我々にとって正しい解決策であると信じる必要がある。選手たちの頭の中に、これが我々にとって正しい道であるという信念を植え付けるんだ。つまり、プロセスと時間が必要だということだ。」
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