浜野まいか なでしこが世界一になって、おまけでバロンドールを貰いたい

サッカー日本女子代表の浜野まいか選手が、ブラジル女子代表との国際親善試合を前にオンライン取材に応じた。「サッカー大国の強豪と対戦できるのが楽しみ。日本のサッカーをどう見せつけ、勝利につなげるかが重要」と意気込みを語った。ワールドカップ開催国での環境適応にも言及し、「ホテルのエアコンが効かない部屋もあったが、本番でも想定外の事態に対応できるよう準備が必要」と実戦的な意識を見せた。

 

前回代表離脱時の筋肉系の怪我については「チームの大事な試合を優先し、早期にリハビリに集中した」と説明。今シーズンのチェルシーでの自身の成長を「出場機会を得た時は結果を出せたが、スタメン定着にはさらなる差別化が必要」と分析した。チームメイトのサム・カーら世界トップ選手との競争では「日本人の細やかなところを武器に、練習から細部にこだわり続ける」と強調した。


指導者ライセンス取得の挑戦では「英語でのプレゼンや子供への指導は苦手だが、多国籍なチームメイトの人生観に触れ、サッカーを通じた出会いの価値を再確認した」と語った。ニールセン監督からの「将来のチェルシーを担う」という期待には「言葉以上に日々の態度で信頼を感じる。ピッチでは100%の自分を出すことに集中している」と応えた。


個人目標のバロンドール受賞については「チームの世界一が大前提。仲間から『Maikaにふさわしい』と言われる選手になりたい」とチーム優先の姿勢を示しつつ、幼少期からの夢への執着もにじませた。イングランド生活ではカフェ巡りを楽しみ、「試合前はチームメイトと地元の個人店を探索する」と明かした。 

 

 チームのムードメーカーとしての役割については「自然と笑い声のする場所に集まる性格。幼少期から『ふらふらしている』と言われるが、それがチームの明るさにつながれば」と笑顔で語り、終始リラックスした様子で取材に応じた。ブラジル戦では「唯さんのような存在になれるよう、チームを引っ張っていきたい」と決意を述べ、世界への挑戦に臨む覚悟を示した。


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