今日の勢いと意識があれば絶対に優勝できる

アイナック神戸、ホーム最終戦で圧勝 

2025年5月11日、ノエビアスタジアム神戸で開催されたSOMPO WEリーグ第21節、アイナック神戸レオネッサがマイナビ仙台レディースを6-0で下し勝ち点を48に伸ばし5月17日の最終節での優勝争いに弾みをつけた。

愛川陽菜選手は10月以来、約半年ぶりにゴールを奪った。1点目は山本摩也選手の「すごい丁寧なボール」が起点。「摩也さんのいいパスでターンして、綺麗にシュートを決められた」と振り返る。2点目は練習の成果が出た。「ダイレクトで打つのをやめて、タッチを入れて相手をかわし、タイミングをずらしてゴールに流し込んだ」と語る。冷静さと技術が際立つ一撃だった。


チームはシュート30本を放ち、愛川選手だけで7本を記録。大量得点を狙う姿勢が明確だった。「ヴェルディとの得失点差を縮めるため、練習から得点を意識してきた。チームも自分も得点が欲しかったので積極的に狙っていった」と愛川選手は言う。6得点の猛攻で、優勝への執念を見せた。


アイナック神戸はヴェルディーと勝ち点48で並ぶが、得失点差で4点差がある。最終節では勝つだけでなく、大量得点が必要だ。「勝つのは当たり前で、その上で大量点を取る。今日の勢いと意識があれば絶対にできると思う」と前を向いた。


2年間指導してきたジョルディ監督の影響も大きい。「自分の強みを最大限に活かす方法や、新しい挑戦を学んだ。ジョルディに優勝を贈りたい」と、今季で退任する監督のため、チームの士気は高い。


最終節に向け、「今日みたいにみんなで得点すれば、それぞれ自信もつくし、チームとしてさらに良くなっていく」と自信を見せる。ホーム最終戦の圧勝し、次節は優勝を懸けた大一番に挑む。


取材:TomoyukiNishikawa/SportsPressJP