日本らしい流動性の中でのゴールが理想

田中美南選手が、現在のコンディションや新監督の下でのチーム状況、そして翌日の試合への意気込みを語った。 


「コンディションも上がってきていて、明日に良い状態で臨めそうです」と語った田中選手。SheBelieves Cupでの得点についても触れ、「新体制で良い結果が取れて、日本にも良いニュースが届けられたと思いますし、個人的にもみんなのおかげで点が取れて、良いスタートが切れたと思います」と手応えを感じている様子を見せた。しかし、「でもこれからだなと思ってます」と気を引き締めた。 


新監督のサッカーで求められていることについては、「流動性」をキーワードに挙げた。「もちろんゴールは一番求められていると思いますけど、その起点になるところだったり、自分が降りたところに誰かが抜け出していくとか、誰かが入ってきたとこにワイドに張るとか、そういうボールをも保持しながら、日本らしい流動性の中でのゴール、3人目の動きとかというのが理想」と具体的なイメージを語った。 


チームとして強調されている点について「中をやっぱり意識するです。ボール持った時もとりあえず中に差せる時は差すと言われてます」と明かした。自身のプレーの幅については「多分今まで自分がやってきたことがうまくフィットしてる感じの方が強いです」と、これまでの経験が新体制でも活かされていると語った。 


翌日の試合でマークが厳しくなる可能性については、「もちろん向こうも対策してくると思いますけど、キツかったらキツかったで、ちょっと流れに応じてポジショニングとかやり方変えていけるのも強みだと思うので、そこを意識していきたいなと思います」と冷静に対応する姿勢を見せた。 


対戦相手の監督が「日本にボールを持たせたらダメだ」と発言したことに対して「でも多分支配するのが目的なんで。前回と同じようには来ないと思うので、その中で自分たちが判断して、どうやって保持できるか、どうやってゴールに向かうかっていうのが、また明日トライできるのはすごく楽しみ」と前向きに捉えた。 


新体制となって初めて日本で試合を迎えるが「本当に良いニュースがあって注目度が高いと思うので、良い試合内容とかゴールシーンを楽しみに来てくれてると思いますし、自分たちも日本でやる試合をすごく楽しみです。サッカーを楽しんでるとか、自分たちがこれからこういう風に向かっていくっていうのを、見せるいい機会だと思います。そういうのを感じてもらえるような試合にしたいです」と意気込みを語った。 


最後に、自身の好調の理由について問われると、「もしかしたらそのユタの地が標高高くて、そういうとこでトレーニングしてるから、連戦とかもそんなにコンディション落とさず維持できたのかな」と分析。高地トレーニングの効果を感じている様子だった。


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