女子サッカー、SOMPO WEリーグは約3か月の中断期間を経てリーグ戦が再開した。アルビレックス新潟レディースはアウェーでセレッソ大阪ヤンマーレディースと対戦し逆転勝利を収めた。0-0で迎えた後半立ち上がり、セレッソ大阪の矢形選手がロングシュートを決めて先制するも、後半10分、川澄選手のパスを受けた上尾野辺選手がゴールに成功した。試合終了直前の後半アディショナルタイムには、下吉選手が新堀選手のパスを受け逆転ゴールを決め勝利した。
■川澄奈穂美 選手
「後半戦始まって開幕みたいな感覚の試合だと思ったと思うんですけど、そういった試合で、最後の最後ではありましたけど、最後までみんなで諦めずにやって勝ち点3が取れたっていうのは、ここから戦う上ですごくいい流れを作れたんじゃないかなと思います」とコメント。
また下吉選手のゴールについて「中盤の選手ですけど、あそこまで入ってるっていうところがまず素晴らしかったですし、ベンチからだったんであんまり見づらかったんですけど、かなり角度もなさそうなところから、もうそこしかないっていうところに思い切りの良さと、決め切る力っていうのは、凄く良くやってくれたなと思います。」「うちのチームは誰がっていうより、チームでやってるチームなので、毎回ヒロインは変わってくるとは思うんですけど、今日はああやって若い選手が活躍してくれて、すごく頼もしかったです」と語った。
日本の女子サッカーについて
先日、SheBelieves Cupで、新生なでしこが米国を倒したことについては、「監督が変わってから選手ほとんど変わってないとは思うんですけど、なんか見てて期待できる、ワクワクするようなサッカーをもう既に見せてくれてるなと思いますし どんなアメリカであれ、13年ぶりに勝てたっていうのは1つ凄いことです。それを3連勝で優勝したっていうのは、女子サッカー界にとっても凄く良いニュースだと思います。」と称賛した。
その上で「リーグと代表は違うとはいえ、アメリカってあんなもんじゃないっていうのも、多分やってた選手たちも分かってると思いますし、そういったものも含めて、本当にこれから日本の女子サッカーが世界の女子サッカーを引っ張っていく、そのためにWEリーグがもっともっと質を上げていくっていうところまで考えて、どのチームもやっていけたらいいなと感じてます」とWEリーグのレベルを上げていきたいと意気込みを語った。
日本の若い世代が強いことについては「アンダーカテゴリーではすごく結果を出してるなっていうのは、ここ近年ですごく感じることですし、そこからトップになった時に、トップで結果をつなげていくかっていうのは、日本の女子サッカーのある意味ここ数年の課題ではあると思うので、そこをしっかりとつなげていけるような女子サッカー、日本の女子サッカーであってほしいなと感じます。」と語った。
アルビは元代表の選手が多く、今日も良い活躍をしていたことについて「アルビは経験のある選手が試合の要所要所で核となってやっていますし、そういった中で、そこを見ながら若い選手たちもしっかりと自分のやるべきことっていうのをやっているので、経験値っていうのは良い意味で出していく部分だとも思います。そこで見せてくれてるので、そこにいろんな選手が追随していけるように、もっともっとやっていきたいなと思ってます。」と締めくくった。
Photo by HiroshigeSuzuki/SportsPressJP
Text by TomoyukiNishikawa/SportsPressJP
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