全日本フィギュア選手権の初日、公開練習後に行われた坂本花織選手のミックスゾーンで、今大会に向けての心境や準備状況について語った。
坂本選手は、大会3日前に緊張のピークを迎えたことを明かし、「普段から息苦しかったりあったっていうのがピークかな」と振り返った。しかし、現在は落ち着いた状態で練習に臨めていると語り、「このまま試合に挑めたらいいな」と前向きな姿勢を示した。
GPファイナル後の状況について、坂本選手は「帰国直後に胃腸炎になって完全にダウンして、筋力とかが完全に落ちた状態から、本当にもうゼロからもう一回リスタートという感じだった」と説明した。しかし、この経験を前向きに捉え、「そこから逆に疲れを残さずに、しっかり今いるようなところを見られたり。改めて体を作り直すことができた」と語った。現在のコンディションについては「ファイナル前より全然いい」と自信を見せた。
体調不良の詳細について、坂本選手は「帰った日と次の日の午前中ぐらい水曜日の夜くらいから、もう全然踏ん張れなくて、なんかこれ一週間大丈夫かなっていうところもあった」と振り返った。しかし、「今週になってから、だいぶ調子も上がってきて自分の感覚的にも伝えているところがちゃんと働き出したなっていうのを掴めてきた」と回復の兆しを感じていると語った。
体調不良時の経験について、坂本選手は「本当に力が出なくて、今まで流れてた景色の感じで滑ってるのに、もう人の顔がはっきり見えるぐらい、すっごい遅くて」と驚きを隠さなかった。しかし、「そんなにもスピード出ないって自分にとって影響あるんだなって思って。でもそれが大事だっていうのも分かったので、良いダウンだったかな」と前向きに捉えていた。練習内容については、「基本は基礎トレーニングという感じで体幹だったりお尻とかハムとかって本当に必要なところを重点的に」と説明した。
全日本選手権での目標について聞かれると、坂本選手は「もちろん狙ってはいるんですけど、あのやっぱりそのなんだろう難しいなぁ。優勝したいし4連覇もしたい」と本音を語った。GPファイナルでの経験を踏まえ、「去年は初優勝目指して、すごい勝つ気で挑んで達成できて、やっぱりその強気で行くというのが、今回のファイナルにはちょっと足らなかったかな」と反省点を挙げた。今大会への意気込みについては「日本ではやっぱり勝つ気持ちでいって、誰々に勝つというよりかは自分に勝つ気持ちでいきたい」「目標は欲張りって感じで、全部いいように、いい方向の結果に投げていきたい」と意欲を見せた。
最後に、会場への思い入れについて触れ、「初めて全日本で優勝できた会場もここですし、自分にとってすごい思い入れのある場所なので、今回もここで全日本できることすごく嬉しい」と語った。
0コメント