23日、国立競技場で天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会決勝が行われ、ヴィッセル神戸がガンバ大阪を1-0で破った。古巣戦となった初瀬亮に試合を振り返ってもらった。
■初瀬亮
――古巣との対戦となったが。
自分が高3の時に初めてベンチに入らせてもらって以来、優勝と準優勝では全然違うものだし、みんなでつないできた決勝で、チーム全員の力で獲ったタイトルだと思う。内容よりも結果がすべて。チームとして勝利に向かったからこその結果だと思っている。
――気持ちが昂る場面もあった?
お世話になったクラブでもあるし、成長した姿を見せたかった。神戸でタイトルを獲ることが成長の証だと思っている。スタッフ、サポーターと一緒に戦えたことがすべて。一試合一試合戦ってきて、チームで獲ったタイトルだと思う。
――対策をしていた宇佐美選手が怪我でいなかったことは逆にやりづらさもあったか。
相手どうこうより、自分たちが何をするかが大事。(リーグ戦では)アウェイでも負けているし、ホームゲームでも最後に追いつかれ今年、勝てていない。この舞台で借りを返せたことは良かった。
――前半は苦しい展開になったが。
ゼロで抑えたことは大きかった。1点を獲れば自分たちの試合になると思っていた。結果がすべてなので、そこに関しては良かった。
――1点を取るまでの試合の進め方は。
先制点が大事なのはチーム全体で分かっていたし、後ろはゼロで耐えることはやっていた。ピンチもあったがチーム全体で防げたところが勝利につながった。去年のリーグ優勝の経験を生かせたと思うし、チーム全体の力が出た試合でもあるし、さっきも言ったが内容よりも結果がすべて。全体で覇気を出せていたことが良かったと思っている。
取材・文:石田達也 / SportsPressJP
Photo by Maruyama Kohei / SportsPressJP
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