全員がゴールに向かった良いゴールだった

佐々木大樹が体を張ったポストプレーから大迫勇也へとつなぐ。神戸のエースは倒れながらもサイドを駆け上がる武藤嘉紀にパス。武藤のクロスはブロックされるも、それを宮代大聖が押し込み決勝点となった。その中、怪我明けからコンディションも上がってきた大迫は「チームが勝てたことが嬉しい」と話した。

■大迫勇也

タイトルを獲れたことは素晴らしいこと。チーム全員で掴んだタイトルだと思う。


――決勝点に起点となったパスはサイドにいた武藤選手が見えていたのか。

イメージで見えていた。


――決勝点は今年の神戸を象徴するような点の獲り方だったが。

全員がゴールに向かった良いゴールだったと思う。


――怪我をしていた中で、決勝戦を迎えたが。

怪我をしていたのでコンディション的にも良くはなかった。ただ今日は80分近くプレーできて、またここからコンディションは上がると思う。今日はチームが勝てたことが何より嬉しい。


――リーグ優勝に向けて、よい弾みになったのか。

怪我で休む時間も長かったので、調整的には難しい部分もあったが、スタメンで出場するにあたり責任感をもってプレーができた。チームが勝つには、ちょっとしたところで勝てると思っていたので、そこを変えることが出来て良かった。


――前半は相手に流れがいきかけたが、後半に向けての立て直しは。

全体的に重い感じの試合だったので、そこは反省点。僕らがやるべきことを、もっと徹底してやらないといけない。相手も怖さを持ってゴール前に入ってくる感じではなかったので、我慢しつつ、前の選手たちが隙を狙えれば点は入ると思っていた。


――天皇杯に優勝したが、自身の中の満足度は。

まだリーグ戦もACLもあるので、あっさりしている(笑)。個人的にはやって体が慣れてきたので、次からも頑張りたい。


取材・文:石田達也 / SportsPressJP

Photo by Maruyama Kohei / SportsPressJP


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