NHK杯、坂本は今季世界最高の合計231・88点をマーク、ショート1位、フリー1位で圧巻の優勝。第2戦のスケートカナダに続く優勝でグランプリファイナル(12月、フランス)進出を決めた。
坂本は、緊張感の中でも一つ一つのジャンプを丁寧に決め、全体的にまとまりのある演技を披露した。「観てるお客さんもジャッジさんも笑顔になってしまうような演技」を目指し、楽しむことを意識。自然にジャンプやスピンが決まり、力強いパフォーマンスにつながったという。体力的に厳しい場面でも、コーチの励ましの言葉で最後まで力を振り絞り、最後のジャンプまで集中力を保ち続けた。
「今日はもう前半からぶっ飛ばしていこうと思って、気負わず攻めの体勢でいけたのが今日の良かった点」と振り返り、守りに入らず攻めたのが功を奏したという。
前回のカナダ大会では緊張が表情に現れ、それが演技に悪影響を与えたと反省していた坂本。しかし今回は「楽しんでやろう」と心に決め、途中から観客の手拍子を味方につけ、曲をしっかり感じて自分のペースに乗った。
Photo : Akito MIZUTANI / SportsPressJP
TEXT : Tomoyuki NISHIKAWA / SportsPressJP
#坂本花織 #フィギュアスケート #NHK杯 #figureskate
0コメント