ドゥカティにとって特別な場所

◆バニャイアが今季7勝目

8月18日、2024年のMotoGP第11戦オーストリアGPは、全28周・気温26度・路面温度33度のコンディションで決勝レースが行われ、バニャイアが今季7勝目を飾った。シーズン7勝は自身最多記録タイ。シーズンはまだ9戦を残しており、今年はさらに記録を伸ばすことが期待される。


◆ドゥカティにとって特別な場所

オーストリア「レッドブル・リンク」。ホンダとヤマハの2強時代が長く続き、なかなか勝てなかったドカティは、ジジ・ダッリーニを招聘するも2年間苦戦が続いた。しかし徐々に速さを取り戻してきた2016年の第10戦、イアンノーネが自身初の優勝を飾り、6年ぶりの勝利をドカティにもたらした思い出の地だ。


「レッドブル・リンク」は、強烈な加速とブレーキングが必要となる3本のストレートがある"ストップ&ゴー"型のサーキット。強力なエンジン・パワーを誇るドカティとは相性の良いサーキットだ。ハードブレーキングポイントがあり、ブレーキシステムが非常に高温になる。過去には何度かトラブルがあり、ブレーキ径を見直すきっかけにもなったサーキットでもある。

Photo courtesy of Michelin