過去に例のない厳しい戦い パリへの切符

 東京都内で行われた日本サッカー協会のU23メンバー発表会見で、山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)と大岩剛監督は、オリンピック最終予選は過去に例のない厳しい戦いになると危機感を募らせた。 


山本昌邦NDは「過去に例がない状況の中で各国とも本当に力を上げている。アジア地区の次のグループが様々な面で強化を進めており、育成の強化にも力が入っている」と危機感を示した。大岩監督も「予選は極めて厳しい。それを想定して準備を進めている」と決意を新たにした。海外クラブから選手を招集する難しさにも言及し「クラブとの交渉が成立しないと招集できない」厳しい状況を説明した。 


今回、マリ代表、ウクライナ代表と対戦することについて山本昌邦NDは「我々がまだ出場権を得ていない中で、出場が決まっているチームとレベルの高い試合ができるということは本当に嬉しい。最終予選、4月に向けて最後の本当に重要な準備の2試合となる。」と語った。大岩監督は「マリ代表、ウクライナ代表ともに非常に手強い相手」と強豪国との対戦に警戒感を強めた。 山本昌邦ND、大岩剛監督の口から「厳しい」という言葉が11回も出るほど、危機感を強く示す会見となった。 

 


取材:石田達也/SportsPressJP 

 Photo:Suzuki Hiroshige/SportsPressJP 

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