結果が出せてホッとしてる 藤野あおば

なでしこジャパンは、2月28日に国立競技場で行われたパリ五輪・アジア最終予選で北朝鮮女子代表と対戦、藤野あおばが決勝ゴールを決め、2-1で勝利。2大会連続6回目の五輪出場が決まった。


◆藤野あおば

ー北朝鮮選手はすごく狭いところでも細かくパスを通してきていた。また、攻撃のスイッチが入ると、すごく脅威だったんじゃないかと思うが、どのような印象だったか?


選手間の距離もすごく程よいというか、的確な位置にポジション取りしていて、 自分の右サイドのところもかなりワンツーでやられるシーンが多かった。すごくやりづらいなって思っていた。そういう短いパスとロングボールの使い分けがしっかりできてるチームだったので、すごくやりにくかった。

  


 ー逆に前半は5バックで引いて、あまり攻めてこなかったり、単調なところもあった。手こずった部分と、意外と対処しやすかったのかなっていう印象も受けたが。


 細かい局面に関しては、ワンツーの使い分けがあったが、中の部分に関しては、1戦目を終えてかなり球際に食いついてくるっていうのは、全員で振り返って分析していた。そういうワンタッチの部分はより生かしながら、ゴールに迫るシーンは何回かあったと思うし、 自分達もフォーメーションを変えたことで、前の3枚の距離感が近くなって内側のパス交換だったり連携はやりやすかったと思う。


-ゴールシーンを振り返って 

梨紗さんが上げたボールは自分へのパスじゃなかったのは、あげた瞬間にわかったが、そこのポイントは入ればボールが来るポイントで、自分が決めたいと思っていたので、迷うことなく入った。それゴールに繋がったと思う。ジャンプに入った時、相手のキーパーがファー寄りに動くのが見えたので、当てるだけだった。梨紗さんから 貴子さんにクロスが上がったなっていうのは思ったが、でも自分が点決めたかったので、先に触ってしまった。


 今回は試合始まる前から決めたいと思っていた。そういう選手になるにはゴールを目指し続けるのは必要。今日は自分のゴールで勝てたと思うが、でもこれからもっと得点が必要になってくる。今回は2対1で逃げ切る形になったが、得点を積み重ねられるよう、自分はもっと目指し続けていかなきゃいけないと思う。


TEXT:Nishikawa Tomoyuki/SportsPressJP

Photo by Akito Mizutani/SportsPressJP

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