前線からのプレッシャーが機能した 山下杏也加

パリオリンピック2024の出場をかけた女子サッカーアジア最終予選が2月28日(国立競技場)に行われ、なでしこジャパンは北朝鮮女子代表と対戦。試合はなでしこジャパンが2-1で勝利し、パリ五輪の切符を掴んだ。神セーブでチームを救ったGK山下杏也加が試合を振り返った。


◆山下杏也加

同じ近い相手の国だったが、こんなに移動距離だったり時差があるとは思わなかった。 最後、絶対勝って愚痴りたいなって思いながらやっていた。 相手のカウンターだったり、最後のパワープレーに対して、予測というか、頭でわかっていたが、押し込まれすぎて、頭がパンクしてるというか、周りが見えてないことも多かった。でも、2点取れたのは良かった。 




-初戦と2戦目で、チームの出来っていうのが全然違ったように見えた。ポジティブに改善した要素というのは? 


 相手のフォワードが中盤まで2トップだったり、アンカーの横に落ちてきて、それがディフェンスが取れない状況が続いていて、サイドバックも数的不利で対応していた。ボールを奪うことができなかったのが1戦目だったが、ファイブにするというか、3にすることで落ちた選手に対して強くいける。それが多く見られたのと、多分前線の選手が行けるって後ろから気づいて、プレッシャーに行ってくれた。はまってる状態で相手が蹴ったのを跳ね返し、セカンド回収というだけだったので、前半はそれを後半続けていけばよかったかなと思った。

 

TEXT:Nishikawa Tomoyuki/SportsPressJP 

Photo by Akito Mizutani/SportsPressJP 

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