ウクライナ選手団が小学校訪問 パラバドミントン

10月31日、ウクライナのパラバドミントン選手たちが渋谷区の小学校を訪れ、約50人の5年生児童と交流をした。選手たちは来日にあたり、SPORT FOR TOMORROW(SFT)の支援を受けている。SFTは、スポーツを通じて国際交流・協力を推進する取り組みで、開発途上国を含む世界中の人々にスポーツの価値やオリンピック・パラリンピック・ムーブメントを広めることを目指し活動している。


 訪問先の小学校で、世界選手権金メダリストのオクサナ・コヅヤナ選手らは華麗なプレーを披露。児童からは大きな歓声と驚嘆の声が上がった。選手たちはその後、児童と一緒にバドミントンを楽しんで交流を深めた。また児童からの質問に一人ひとり丁寧に答えていた。児童からは「初めてパラバドミントンを見て、とても面白かった」「一緒にプレーして楽しかった。選手たちもとても楽しそうにしていた」「あの選手たちがこれから大会に出るので試合を見てみたい」「障害を持ちながらも頑張ってプレーしているところが素敵」「大変な状況でも一生懸命やってるのは凄い」と感想を述べていた。 


 ロシアによるウクライナ侵攻で練習拠点を国外に移すなど、十分な練習環境を確保できない選手団は、日本パラバドミントン連盟の招待で先月28日に来日。今月7日から始まるパラバドミントンの国際大会の前に都内で事前キャンプを始めている。

  



オクサナ・コヅヤナ選手 Oksana Kozyna