古橋がエルサルバドル戦のゴールで見せた動きには、興国高校時代のエピソードが交錯する。当時、古橋はスペイン修学旅行で得た貴重な経験があった。そこで彼はイニエスタも教えたという元バルセロナ下部組織のコーチからスペイン流のマークの外し方や背後の取り方を学んだ。彼が持っていた裏抜けの感覚と天性のものにスペインの技術がプラスされたのだ。当時から古橋は体幹が強く、足が速く、長距離を走り続ける心肺機能も備えていた。これらは、今の彼の動きやプレースタイルに大いに活かされている。
そして、昨日(6/15)のゴール・シーン。彼は相手ディフェンダーからのマークを外すためクイックな動きやスピンを駆使する。相馬からの正確なクロスがあがると、それを瞬間的に捉え見事なゴールを決めた。彼の優れたセンスが生んだ美しいゴールだった。
©Nishikawa/SportsPressJP
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