魂の復活 ~宮市亮~

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宮市亮は、圧倒的なスピードとテクニックを兼ね備えた、将来を嘱望された若手FWだった。2011年にアーセナルFCに加入し、ヴェンゲル監督からも高く評価されていたが、度重なる怪我に苦しみ、なかなか思うような活躍が出来なかった。2021年に横浜F・マリノスに完全移籍、そこから復活を遂げる。そして、2022年のE-1選手権では3ゴールを記録、日本代表の優勝に大きく貢献。この活躍により、カタールワールドカップへの出場も期待されたが、3戦目の韓国戦で右膝前十字じん帯断裂の重傷を負い、長期離脱を余儀なくされてしまう。


大怪我からの復帰は、容易なことではないが、宮市選手はそれを乗り越えるため、数々の試練に立ち向かい、自身の限界を超えていった。ファンの前で「必ず戻る」と誓った彼は、強い意志と執念で見事な復活を遂げた。


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