「誰が出ても負ける気がしない」FIFA U-20 W杯チリ2025

FIFA U-20ワールドカップチリ2025に挑む日本代表U-20の選手たちと船越優蔵監督が、大会序盤を振り返り意気込みを語った。


船越優蔵 監督

監督は、一次リーグ突破と全員起用を成果に挙げ「誰が出ても戦力が落ちない組み合わせができた」と語った。長期戦を見据え、リラックスの時間を意図的に作るなどコンディション管理を徹底。チームを「家族のような雰囲気」と表現し、精神面での結束が強さにつながっていると述べた。守備については「ボールを奪いに行く姿勢を徹底することが最大の特徴」と強調し、選手たちが思い切った判断でプレーしている点を評価した。さらにJリーグで試合経験を積んできた若手の存在感が代表でも大きな意味を持っていると語り、自信を持ってピッチに立つことがチーム全体を押し上げているとした。


GK ピサノ・アレクサンドレ幸冬堀尾

チームメイトとの相互理解が深まりつつあることを手応えとして挙げた。失点をしないことへの強い意志を一戦目から持ち続けており、今後のノックアウトステージでもその姿勢を貫きたいと語った。ポジション争いについては「気にせず練習で結果を出すことが大事」と話し、常に全力で取り組む姿勢を見せた。Jリーグで養ったスピード感は国際舞台でも活かされていると自覚しており、最後のセービングで試合を決定づけることが自らの課題だとした。


DF 市原吏音

グループステージを無失点で突破したことを「思った以上の結果」と表現し、チーム全体が優勝に向かってまとまりを見せていると話した。遠征の雰囲気は緊張感とリラックスが両立しており、プロフェッショナルな環境になっていると評価。PKについては「練習通りに思い切って蹴る」と冷静に振り返り、また海外メディアから日本文化に関する質問を受けた経験も明かした。チームについては「誰が出ても負ける気がしない」と自信を持ち、ベンチメンバーも含めた一体感が力になっていると述べた。勝負の場で必要なずる賢さや、PK戦に臨む覚悟にも触れ、プレッシャーの中でも楽しんで全力を尽くすことを誓った。


日本代表U-20は、それぞれが国内外で培った経験を融合させ、次なる決戦に挑む。


TN/SportsPressJP