ペイント内の勝負に持ち込まれてしまった

WUBS2025 第3試合 日本大学選抜、フィジカルに屈し13点差で敗戦

日本大学選抜 75-88 デ・ラ・サール大学 2025年8月10日(日)

日本大学選抜チームはWUBS2025第3試合でデ・ラ・サール大学に75-88で敗れた。第1クォーターは好調だったが、第2クォーターで相手のフィジカルなプレーに圧倒され、ペイント内のリバウンド争いで劣勢に回った。


第2クォーターで流れが変わる

第1クォーターは理想的なスタートを切った日本チーム。しかし第2クォーターに入ると相手がフィジカル面でギアを上げ、日本チームの足が止まった。フルコートでのプレッシャーをかけられなくなり、相手の得意分野であるペイント内の勝負に持ち込まれた。第3クォーター途中からトランジション速攻でリズムを取り戻したものの、終盤は勢いを失い13点差での敗戦となった。


オフェンスは後半修正も前半響く

前半の3ポイントシュートは15本中1本と低調で、リズムの悪いショットが目立った。しかし後半はペイントタッチから中外の攻撃パターンを構築。シューターも本来のシュート力を発揮した。トランジション時にパスを出さずドリブルから入る傾向があったが、途中で修正できたのは収穫だった。


フィジカル差への対応が課題

菅野選手の出場時間が減ったのは怪我ではなく、相手ガードのフィジカルに対応するため中村選手を起用した戦術的判断だった。フィリップス選手のような選手は日本の大学には少なく、フロントライン選手にとって貴重な経験となった。直選手はプレーメイクは良かったが、ショットメイクが課題。このチームは練習回数こそ少ないが、試合を重ねるごとに成長していくポテンシャルを持っている。


取材:JunkoSato/SportsPressJP