日本代表、FIFAワールドカップ26アジア最終予選メンバー発表記者会見
オーストラリア戦&インドネシア戦に向けた新戦力中心の編成
5月23日、JFAはFIFAワールドカップ26アジア最終予選のオーストラリア戦および大阪・吹田スタジアムでのインドネシア戦に向けた日本代表メンバー発表記者会見を開催。山本昌邦ナショナルチームダイレクターと森保一監督が登壇し、新戦力を含むチーム編成の意図や期待を語った。ワールドカップ出場権をすでに獲得した日本は、勝利を追求しつつ若手選手の成長を促す方針を語った。
未来を感じる編成
山本ダイレクターは、ワールドカップ出場決定を背景に、新戦力の試用を積極的に進める方針を説明。北京五輪世代からリオ、東京、パリ、ロス世代と、常に新しい世代が台頭してきた。そしてU-20ワールドカップを目指す若手を見据えて幅広い選手を選出した。注目は、9月のチリU-20ワールドカップに出場した18歳の佐藤龍之介選手。山本は、1999年に小野伸二がワールドユース準優勝後に自信溢れるプレーでチームを牽引した例を挙げ、佐藤にも同様の影響力を期待。「あの時の小野選手のように、佐藤がロス世代の中心としてチームに新しい風を吹き込む可能性がある。U-20での経験を活かし、シニア代表で殻を破ってほしい」と語った。大阪でのインドネシア戦では、若い選手の成長とサポーターの後押しで勝利を目指す。「吹田スタジアムで未来の日本代表を見届けてほしい」と呼びかけた。
森保監督「勝利と成長を両立」
森保監督は、ワールドカップ出場権獲得済みでも「一戦一戦勝利にこだわる」と強調。選手層の強化とチーム全体の成長を目指し、新戦力7人を招集。「コアメンバーの活躍で今の環境がある。選ばれなかった選手の努力も今回の編成に繋がった」と感謝を述べた。特に佐藤龍之介ら若手には、国際舞台での挑戦とハングリー精神を期待。「来年のワールドカップでは、コアメンバーに挑み、Jリーグ選手には、代表での経験を国内で活かし、リーグを盛り上げてほしい」と語った。オーストラリア戦については、カタール予選での劇的勝利を振り返り、「厳しい戦いになるが、新戦力が活躍して自信をつかんでほしい」と意気込みを示した。
取材:Tomoyuki Nishikawa/SportsPressJP
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