5月15日、静岡ブルーレヴズはオンライン記者会見を実施し、藤井監督とクワッガ選手が登壇した。チームは怪我人ゼロの好コンディションで、5月17日に花園ラグビー場で行われるコベルコ神戸スティーラーズとの準々決勝に臨む。
チームの成長に自信
藤井監督は、「1年間の練習の成果をこの試合にぶつける」と語り、選手たちの成長と課題克服に自信を見せた。特に判断力の向上と競争力の高まりを評価し、ノックアウトステージでも自分たちのスタイルを貫く姿勢を示した。
後半からのインパクトを狙う
クワッガ選手は、セットピースでの優位性とチャンスを確実にものにすることの重要性を強調。先週の神戸戦で課題となったラインアウトの修正にも取り組んだ。今回はベンチスタートとなるが、後半の流れを変える役割を担う。
チームの厚みと若手の台頭
チームは選手層の厚みが際立ち、新人の北村瞬太郎選手がトライ・ランキング2位に躍進し、大戸選手がキャプテンを務める中で、ベテランが控えに回れる環境が整った。藤井監督は、選手の判断力向上と競争力の高まりをチームの成長と評価した。試合会場の花園は相手のホームに近いが、藤井監督は多くのサポーターの来場に期待し、「応援の力でアウェイを跳ね返す」と語った。クワッガ選手は、雨の中での柔軟な判断の重要性を強調し、環境の変化も自分たちの力で乗り越える姿勢を見せた。
静岡ブルーレヴズは、今季の成長と積み上げを背負い、5月17日の準々決勝に挑む。神戸のテンポの速いアタックにどう対応するか、自分たちの強みであるセットピースと規律をいかに体現するかが勝負の分かれ目となる。チーム一丸で、全力の80分を戦い抜く覚悟はすでに固まっている。
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