2024-25 WEリーグ クラシエカップノックアウトステージの決勝が、12月29日に国立競技場で開催される。これに先立ち、両チームの監督と選手による公式会見が行われた。対戦するのは、サンフレッチェ広島レジーナとアイナック神戸レオネッサ。広島は2年連続の決勝進出、昨年度優勝を果たしたチーム。一方、神戸は初めての決勝進出となる。
広島の吉田監督は、神戸について「個々の選手の能力が高く、戦術的なプレーもできるチーム」と評し、「昨年の優勝チームとして連覇を目指す」と意気込みを語った。選手代表の左山選手も「挑戦者としての気持ちを忘れず、アグレッシブに戦いたい」と述べ、チーム全員でタイトルを守る決意を示した。
対する神戸のジョルディ・フェロン監督は「広島は優れた選手が揃い、試合中の組み立ても巧み」と評価。特に注目する選手として中嶋選手を挙げた。「神戸を代表するチームとして、初タイトルを獲得し、さらなる高みを目指す」と述べ、選手たちの団結力を強調した。三宅選手は「去年のチャンピオンと国立で戦えるのは光栄。挑戦者として自分たちのサッカーを見せたい」と語り、タイトル獲得への思いを強くしていた。
会見では、今季の成長ポイントについても質問が飛び交った。広島の左山選手は「守備やカウンターにおいてチーム全体の統一感が高まった」と語り、昨シーズンからの進化を示した。神戸の三宅選手は「誰が出ても特徴を活かせる柔軟性が強み」とし、チームの層の厚さをアピールした。
また、国立競技場での試合に関する感想も述べられた。広島の吉田監督は「連覇のかかった聖地で戦えることに意義深さを感じる」と話し、左山選手も「多くの人にレジーナのサッカーを見てもらえるチャンス」と新たな挑戦への意気込みを語った。一方、神戸の三宅選手は「決勝の特別な舞台で自分たちの全力を見せたい」とし、経験を活かしてチームを引っ張る姿勢を見せた。フェロン監督も「この素晴らしいスタジアムで戦えることに感謝し、タイトルを狙う」と意欲を示した。
試合は12月29日13時キックオフ。連覇を狙う広島と初タイトルを目指す神戸が、国立競技場で激突、どのようなドラマが生まれるのか注目される。
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