ファイナルでついた自信を過信せず、程よく信じて

千葉百音選手は全日本選手権を前に、コンディションと心境について語った。「きついかなって思ったんですけど、疲労は溜まっていく一方ではあるんですけど、精神的には意外とリズムよくいけてるので、まあいい感じ」と、現在の状態について前向きな様子を見せた。


千葉選手は「去年は1ヶ月温めての全日本だったんですけど、今年はグランプリの延長戦場のあっという間に全日本みたいな感じ」と、昨年との違いを説明した。そのような状況下で、「体の状態とかより気を使ってコンディションを、風邪とかひかないようにというコンディションと自分の競技力のコンディションをしっかり両方いい状態で迎えられるように合わせていきたい」と、二つの側面からのコンディション調整の重要性を強調した。


練習については「結構いい感じ」と手応えを口にした千葉選手。「今日ちょっと寒かったんですけど、競技前で冷やしているせいだと思われるので明日以降どうなるかはまだ分からないんですけど良くなると思う」と、競技に向けての準備状況を説明した。


昨年とは異なるアプローチで臨む今大会について、「去年は背水の陣で挑んだ。今年は今季のファイナルまでの調子を維持って感じで臨もうと思って」と語った。しかし、全日本選手権の特別な位置づけも意識している。「ファイナルまではグランプリシリーズ予選とかがある中で先進んできたっていうような印象だったんですけど、全日本選手権はまた違う試合というか、ファイナルまでの結果はあんまり関係しない」と分析する。


「みんながみんなこの大一番に合わせてくるという試合だと思うので、そこで自分もファイナルで自信ついたところを過信せず、程よく信じて、自分のできることを全部、今一番できるいい演技ができるように頑張りたい」と、バランスの取れた心構えで大会に挑む決意を示した。


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