ヘリテージ・オークション社のブースでは、マジック・ザ・ギャザリングのアーティストプルーフが1500万円という高額な落札予定価格で展示されており、注目が集まっている。アーティストプルーフは裏面が白紙の状態で、クリエイターたちのサインが入ったテストカード。このようなカードは市場に出回ることが稀なので、非常に高額になると予想されている。
◇マジック・ザ・ギャザリング
トレーディングカードの中ではポケモンカードや遊戯王の人気が高いが、マジック・ザ・ギャザリングのような特殊なカードも高値で取引される。これらのカードはコレクターにとって非常に価値があり、投資対象としても注目されている。保管がしやすく、鑑定会社による評価や保証があるため、投資目的で持つ人もいる。
デジタル資産と比較して物理的なアイテムの魅力は「実物があると見て楽しめるし、小さい頃の思い出を呼び起こす。ペーパーセットではなく実物に投資したいという人が多い」。純粋な投資だけでなく、ノスタルジーを感じたり、壁に飾って楽しむ人も多いという。高額なアイテムのセキュリティについては懸念があるが、それだけ資産性が一般的に理解されてきた証拠でもある。コレクターの関心は、希少性と作品への愛着に基づいている。有名な作品や作者が注目されると、その価値は跳ね上がる。セル画オークションの拡大も、このトレンドを裏付けている。
マジック:ザ・ギャザリングのアーティストプルーフは、単なるカードではない。それは投資、思い出、アートが交差する特別な収集品だ。東京コミコンのヘリテージ・オークションは、その魅力を世界に示す舞台となるだろう。
◇アニメーションのセル画について
日本のコレクター市場で非常に人気が高い。ヘリテージ社では来年から年2回のオークションを予定しており、3月には日本のアニメーション作品に特化したオークションも開催される。このような作品を所有したいという需要はますます高まっているという。
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