人の心を動かせるような試合を作っていきたい

11月16日(土)、ソフトボール女子ニトリJDリーグのプレーオフ準決勝で、ビックカメラ高崎が日立に1-3で敗退。先発の上野由岐子(42)は、2年ぶりの優勝を目指したが、2本の本塁打を浴び今季の幕を閉じた。

3失点で敗れた準決勝後、上野選手は「3失点したんで、もう私のせいだなって感じです」と試合を振り返った。


2本のホームランを浴びたことについて、初回は「マウンドの感じを探ってる間に打たれた」と説明。2本目については「打たれって感じ。狙われたんだかなんだかわかんないですけど、なんだろうな、しっかり振られたなっていう、バッターのイメージしてるボールを投げちゃったんだろうなっていう打たれ方をした」と分析した。

今シーズンはクローザーとしてスタートする予定だったが、チーム事情により先発としても登板した。 「思ってた以上に先発として投げれたという手応えがある」「コンディショニングが年間通してというか、後半に入って維持できてた。まだまだ投げれるっていう手応えは今年はあった」と語った。

来シーズンについては「今年は今年、来年は来年。私自身の成長はあんまり考えてない。チームに与えられた仕事をしっかり全うすることを1番に考えて投げている」と、あくまでチームの勝利を優先する姿勢を示した。


若い選手に対しては「もっともっと経験してほしい」という思いがあり、「勝俣とか若い選手がこの雰囲気とか空気を経験できる、この試合は勝俣に任せようって監督が思ってくれる選手になって欲しい」と、さらなる成長を期待している。


ファンに向けては「ソフトボール、ロサンゼルスオリンピックに向けてもっと盛り上がっていけるよう、全チームで戦っていきたい。感動するような試合、人の心を動かせるような試合を作っていけるように頑張っていきたい。引き続き来シーズンも応援よろしくお願いします」とメッセージを送った。


ロサンゼルスオリンピックについては「どういう形で携わるかわからないが、日本が求められてることは金メダル。それに向けて力になれるように準備をしていきたい」と語った。


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