2024年、ロードレース世界選手権Moto2™クラスで日本人初となる年間王者に輝いた小椋藍選手。その偉業をさらに称えるように、トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン株式会社から特別賞「トライアンフ トリプル トロフィー」が贈られた。小椋選手は年間チャンピオンに加え、ファン投票による「トライアンフ トリプル トロフィー」受賞した。
この「トライアンフ トリプル トロフィー」は、Moto2™クラスで最も際立ったパフォーマンスを発揮したライダーに贈られる賞。「トリプル」の名が示す通り、トライアンフが誇る3気筒エンジンへのこだわりが込められている。 トライアンフは1902年の創業以来、高性能バイクを生み出し続け、その中でも3気筒エンジンは滑らかな加速と力強いトルクで多くのライダーを魅了してきた。
小椋選手への副賞は特別カラーリングが施された「Street Triple 765 RS」。765ccの3気筒エンジンを搭載するトライアンフを代表するネイキッドスポーツモデルだ。 小椋選手は、多くのファンからの投票によってこの特別なトライアンフを受け取れたことを「 とても光栄 」に思い、年間チャンピオンにはトライアンフのバイクが贈られると「 期待していたため、凄くうれしい」と語った。
「トライアンフ トリプル トロフィー」のファン投票では、各レース後、MotoGP™がInstagramストーリーに投稿したトップ3ライダーの活躍を見たファンが投票する形式で行われた。ポイントは、Street Triple 765 RSの排気量「765cc」にちなんで、7点、6点、5点が与えられる。 ファンはレースごとにお気に入りのライダーへ投票し、年間総数630,000以上の投票があった。 小椋選手は2024年シーズンを通してファン投票でトップを5回獲得するなど、多くのファンから支持を得た。
トライアンフは2019年シーズンより、FIM Moto2™世界選手権に参戦する全チームへ、レース専用の765cc 3気筒エンジンを独占供給している。 このエンジンはMoto2™クラスで数々のラップレコードを更新し、多くのライダーを勝利に導いてきた。 トライアンフは、3気筒エンジンの性能と信頼性をレース活動を通して証明し続けている。
小椋選手は、Moto2™年間チャンピオンとしては5人目の「トライアンフ トリプル トロフィー」受賞者となる。 そして来年からは、最高峰クラスのMotoGP™クラスへステップアップする。 MotoGP™へステップアップを果たす初のアジアタレントカップ卒業生として、新たな歴史を刻むことになる。
トライアンフ モーターサイクルズ チーフ・プロダクト・オフィサーのスティーブ・サージェント氏は、小椋選手の才能と成熟度を称賛し、受賞にふさわしいライダーだとコメントしている。 また、来年からのMotoGP™クラスでの活躍に期待を寄せている。
小椋選手は、Street Triple 765 RSについて「サスペンションが凄くよく、ブレーキタッチもとても素晴らしい」と語っている。 通常の二輪免許を持っていないため、バイクの使い道を検討中だが「もしかしたらスタントバイクにするかもしれません」と、ユーモアを交えて今後の展望を語っている。高性能バイクをスタントバイクにするかもしれないという大胆な発想は、小椋選手の人柄を表していると言えるだろう。
MotoGP™という新たな舞台で、小椋選手に世界中のファンが期待を寄せている。
courtesy of triumphmotorcycles
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