名将の血が騒ぐ

なでしこジャパン 佐々木監督代行、韓国戦へ意気込み語る

佐々木監督代行が25日、明日の韓国戦に向けた記者会見に臨んだ。短い練習期間ながら、ミーティングと練習を繰り返し、映像分析を含めて密度の濃い準備を行ってきたと語った。


「勝利はもちろんだが、今後のなでしこジャパンの指標となるゲームにしたい」と意気込みを示した監督代行。守備面では2、3通りのプレッシングを用意し、積極的かつ勇気を持ってボールを奪いに行く攻撃的な守備を徹底する方針を明かした。


システムは4バックをベースとしながら、状況に応じて3バックも検討。攻撃面ではキーパーからの組み立てを重視し、優先順位を共有したパス回しを実践していく考えを示した。


コーチ陣の役割分担については、内田コーチが守備とセットプレーを担当。狩野コーチは攻撃面を中心に指導を行っているという。


8年ぶりの指揮を取る佐々木監督代行は、韓国との通算成績が3勝3敗と並んでいることに触れ、「終盤はスコア次第でエキサイティングな展開になるかもしれない。そうなれば全力で攻撃に出る」と意欲を見せた。


若手選手の起用については、「これからなでしこジャパンを背負う候補選手もいる。先発か途中出場かは別として、積極的に起用していきたい」と語った。


2011年W杯優勝メンバーと現在の選手を比較し、「当時は個性的な選手が多く、ピッチ内外でプレッシャーも強かった。今の選手は技術は高いが、おとなしすぎる面がある。貪欲さや自分を出していく部分をもっと強化していく必要がある」と分析した。


なお、試合のキャプテンについては今夜決定する予定だという。交代枠は6人が認められており、若手選手の起用も含め、積極的な選手交代を行う方針だ。


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