日々成長を実感していた

パリパラリンピック、卓球女子シングルス(知的障害)で、初出場の和田なつき選手が金メダルを、古川佳奈美選手が銅メダルを獲得した。

和田なつき選手

「すごく楽しい試合でした。メダルを取れた瞬間は嬉しさと安心感がこみ上げて涙が出てきました。金メダルを手に入れたのはすごく嬉しいです。組み合わせを見たときは結構厳しい試合になるなと思っていたので、正直メダルが手に入ることを目標に1日ずつ試合を頑張っていました。その中でも日に日に自分が成長していってるところが目に分かるようになってきて、それがすごく嬉しかったし、それがプレーにつながったのがとても良かったと思います。」


「(決勝の相手)エレナ選手はランクからそのシードに入ってこない選手だったので、どこに入るかわからなかったので、正直エレナ選手対策っていうのはあんまりしていなかったです。どちらかというとエイサー選手と当たるような予測、予想はすごいしてたので、エイサー選手にまずは勝つっていうことと、他の選手には絶対負けないぞっていう対策をよくしていました。」


「(トレーニングで鍛えて) エイサー選手にバック対バックで打ち負けていたのが打ち負けなくなったことと、フォアに結構鋭いボールが来てもそれをブロックできたり、エレナ選手の場合ですと、何球も連続で攻撃ができるようになったのが、その体の使い方なのかなと思います。」


「すごく負けず嫌いで、自分が1個教えてもらったことができないと、なんでできないんだろうっていう感情がすごくて、いつも泣いて練習しています。もう昨日の練習であったり、一昨日の練習、 このパリの会場に来てからも結構泣いているので、辛かったけど勝てて嬉しいです。」


「(パリでは)チョコマフィンとかクッキーが結構美味しいので。でも、食べすぎないようにしていたので、今日は解禁して 1個食べようかなと思います!」


古川佳奈美選手

「東京から3年、メダル獲得を夢に見たので、銅メダルでもすごい素直に嬉しいです。目標は自分の中では金メダルだったんですけど、銅メダルでも自分の中ではそれは金メダルみたいなもんなので、すごい嬉しいし、家族やコーチも銅メダルでも金メダルみたいなもんだよって言われたので、それはそれですごい素直に嬉しいし、エレナ選手と戦って負けたけど、ちょっと悔しいよりも、やりきった感の方がすごい強いので、応援してくれた人たちに早く感謝を伝えたいし、メダルをかけさせたいなっていうのは、今強いですね。」


「練習してきた通り出来たんですけど、練習前とか期間中に膝を痛めてしまって。それでなかなか、1セット目、2セット目はいけたんですけど、3セット目から、しゃがみ込みサーブの時から膝が痛くなってしまって、なかなかしゃがめなくなってしまって、そこからだんだん相手のペースになってしまったので。もうフルセットとかになると、全然膝の痛みがどんどん強くなってしまったので。だからフルセットには行きたくなかったんですけど、行ってしまったので、向こうの方がもう全体的に1歩上に行っちゃったかなっていうのは思いました。万全な状態でまた試合をしたいなっていうのはあります。」


「美味しいものはまだ。すごく美味しいものはまだ食べてないんですけど、外食とか禁止なので、 多分それはみんな一緒なんですけど。でもみんなと一緒だとすごい楽しいし、すごいワイワイできてるので、もう試合期間も終わったので、みんな多分リフレッシュ期間にはなって心は多分今穏やかになってると思います。」


(お客さんの歓声、このパラリンピックの雰囲気について)

「結構楽しめたし、自分の国じゃない試合してても、お客さんとか、スタンディング・オベーションみたいなのを結構してたりとかしてて、凄いなっていうのはありました。ロスはもっと凄いだろうなっていうのはあります。」

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