簡単ではないということは身に染みて分かっている

AFCアジア最終予選直前

森保監督・遠藤主将


AFCアジアカップ最終予選を前に、森保一監督と遠藤航主将が記者会見に臨んだ。両者は初戦に向けた決意と、日本代表の現状について語った。


遠藤主将は「チーム一丸となって頑張っていきたい」と意気込みを示した。前回大会の経験を踏まえ、「簡単ではないということは身に染みて分かっている」と厳しい戦いを予想しつつも、自信を持って臨む姿勢を強調した。森保監督は選手起用について具体的な言及を避けたが、三苫、伊東について「日本代表にとって重要な2人」と語り、期待を寄せた。また、チーム戦術の共有と選手の役割の明確化に重点を置いていると明かした。中国戦に向けては、両者とも相手の分析を徹底していることを示唆。特に遠藤主将は、セットプレーの対策の重要性を指摘した。


近年増加する日本人選手のイングランド移籍については、両者とも肯定的な見解を示した。遠藤主将は「日本サッカーが発展していく上では、若いうちから海外のサッカーを経験できるのは素晴らしい機会」と評価。森保監督も「世界の競争力の中で成長していく」重要性を強調した。


新たにコーチングスタッフに加わった長谷部誠氏については、両者とも高く評価。森保監督は「彼の存在が大きい」と語り、遠藤主将も「間違いなくメリットしかない」と歓迎の意を示した。


3年前と比べたチームの成長については、遠藤主将が個々の選手の成長を挙げ、「今のチームの最大の強み」と評価。森保監督も「選手たちの成長がチームの力になっている」と同意した。


最後に森保監督は、「過去から現在、そして未来に向けて、日本サッカーに携わる方々は常に日本代表の勝利と日本サッカーの発展を描きながら携わってきた」と締めくくり、長期的な視点での日本サッカーの発展に言及した。