池田監督「金メダル目指す」

東京ミッドタウンで14日、なでしこジャパンのパリ五輪代表メンバー発表会見が行われた。池田太監督から18人の代表メンバーとバックアップ4人の名前が発表された。 


池田監督は「配信を見ているファンの皆さん、いつもサポートありがとうございます。選手たちは日々成長し、昨年のワールドカップを経て、アジアの予選を勝ち抜き、パリ行きの切符を手にしました。ここに選ばれた選手のみならず、日頃から女子サッカーを支えてくれた全ての人に感謝しています」と前置きした上で、「なでしこジャパンはトップカテゴリーです。オリンピックで活躍することは、女子サッカーの発展、普及にもつながる。メンバーと共に自信を持ってオリンピックを戦います」と意気込みを示した。


キャプテンについて問われた池田監督は、まだ本人とは会話していないものの「熊谷選手にはチームをまとめてほしいと思っている」と明かした。若手の古賀選手と谷川選手の飛躍に対しては「年齢に関係なく武器を持つ選手を選んだ」と評価した。オリンピックの目標については、「金メダルを目指す。まずはグループステージを勝ち抜き、その先の頂点を目指す」と力強く宣言。一方で「目の前の試合を大事に戦う」と冷静な構えも見せた。メンバー選考では「個人の持つ力はもちろん、チームとしての連帯力、ポリバレント性も重視した。ポジションバランスを考えて、監督としては厳しい作業だった」と選考の難しさを吐露した。


7月13日の能登半島地震復興支援マッチ「がんばろう能登」についても触れ、「試合を通じて被災地の復興を後押しし、なでしこの姿に勇気と元気をもらってほしい」と呼びかけた。本試合のチケット収入は、JFAがチケット収入と"同額"を加えて、サッカーファミリー復興支援金として供出されるという。 


会見終盤では、日本の競技団体種目全7競技がパリ五輪へ出場できる喜びを語り合った。佐々木委員長は「オリンピックに向けて各競技が一丸となって頑張れるのがうれしい。女子バレーにも期待している」とエールを送った。池田監督も「オリンピックの舞台で、チームジャパンの活躍でスポーツの力を国民に示せたら」と力を込めた。なでしこジャパンは7月25日の初戦に全力を尽くす。金メダル獲得を目指し、日の丸を背負って戦う18人の姿に、日本中が熱視線を注ぐことになるだろう。

 

SportsPressJP

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