前半のスプリントを強化してきた

辻沙絵選手


この世界選手権に向けてはスプリントを強化してきて、スピードっていう部分をかなり強化してきました。100の部分でも200の部分でも スピードが実際こう発揮されたなっていう部分が私自身もありましたし、最後、今日の試合粘り勝てたのもすごく私の中で大きな自信になりました。これを最終的には400の前半200につなげて、余裕を持って後半の200に入っていくっていうところにつなげていきたいので、この後、400の練習にスイッチして、つなげていけたらなと思ってます。後半のスパートではなく400前半見据えてのスプリンです。後半はやっぱり乳酸が溜まってくるので、そこでいかにこう耐えられるか、乳酸をパワーにできるかっていう部分で、スプリントとはかなり変わってきます。

パリは今のところは400メートルで行きたいと思っています。あとは世界ランキング見ながら、監督と相談しながら、日程と相談しながらです。パリパラは400とリレーの2つ。400は30、31になっていて、リレーはその後になっているので、今のところ問題はないかなと。神戸に入ってくる2日前の練習、日体大でトレーニングの時に200の自己ベストを更新(26秒43)したので、かなり手応えはありました。その更新した時は、前半 100メートルのレースに合わせての調整でしたので、うまくこう調整はできました。


今期、短距離でスピードが出てきたっていうのは、たくさんあるんですけれど、短期間で監督と話し合って、400の練習というよりかは、スピードを上げていくっていう練習をメインにしてきたことで、トレーニングの内容もそのような練習をしてきたこと。内容はちょっと企業秘密なので言えないですけれど、かなりこう、スプリントに特化した練習をやってきたので、それがうまくはまったかなと思います。


昨日のリレー、風の影響はかなり大きかったと思います。チームで最終的にテントに戻って話し合った時に、いつもと違うコンディション、風もそうですし、インレーンからアウトレーンに変わったっていうところもそうですし、それでやっぱり個人の課題っていうところも見えてきまましたし、タッチワークの精度ももう少し上げていかないといけない。で、タッチワークに関しても、選手それぞれが自立して、ちょっと中入って、風強いから一足詰めようとか、そういう風にもうちょっとコミュニケーション取っていけたら良かったよねって。これが実際に、パリのパラリンピック ではなくて、今ここでわかったのがすごい収穫だなっていう風に話をしていて、自己ベストも日本新もて出ていたので、前向きに次に向けてトレーニングしていきましょうっていう話をしました。


監督からはコーナーぐらいからの加速、加速し続ける感じで、コーナー出たぐらいからもうリズムを変えずにスピードを上げてと指示があったので、それ通り行けたかなと、最後は絶対勝てると思ったので、リズムは絶対崩しちゃダメ、固くなっちゃダメと思っていて、多分リズムが上手くハマって、スピードもブレーキかかることなくいったのかなと思います。


Photo by Kohei Maruyama/SportsPressJP