サッカー本大賞・読者賞 W受賞 宮市亮

宮市亮選手の自伝『それでも前を向く』(朝日新聞出版)が、サッカー本大賞と読者投票によるサッカー読者賞の2冠に輝いた。本書は、宮市選手が18歳で渡欧し期待を一身に受けながらも、前十字靭帯断裂を始めとする怪我の連続に見舞われ、その後も不屈の精神でサッカー人生を全うしてきた軌跡を赤裸々に綴っている。 


W杯カタール大会前の2022年7月のE-1選手権で久々に代表に復帰、活躍が期待されたいた矢先にまたも前十字靭帯を断裂。引退を考えさせるほどの大怪我だったが周囲の支えを得て前を向き続け、2023年5月に国内リーグに復帰。勝利ゴールを決めて、驚異的な復活を果たした。この自伝は、幾多の逆境を乗り越えて夢を諦めなかった宮市選手の真摯な姿勢と強い精神力が描かれている。サッカーファンのみならず広く読者の共感を呼んで、大賞受賞につながった。


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