今の状態は完成形だがまだ進化していきたい

今大会は上地選手にとって5週間に及ぶ遠征を締めくくる地元での優勝となった。試合後、上地選手は「自分の中で満足のいくプレーとは行かなかった」と振り返る一方、「優勝できてホッとしている」と安堵の表情を見せた。決勝では相手が後方に下がる展開を想定していたが、強みである前への積極的な攻めが決め手となった。一方で、ポイントとなるボレーなどで「精度が上がらず満足できなかった」と語る。


「飯塚からはもうそのまま。今の状態が完成形と言えば完成形で、そのどこか何かその変えたいところが今の現時点であるかって言われるとない。ただ、これが100パーセントっていう固定観念を持つのではなく、その次この後も何か例えばアイデアがあったり、他の選手を見ていいなって思ったり、自分でトレーニングを積んでいった能力によって変えられるところもあると思う。そういうのが出てきた時、それでもやっぱり今作ってるのが100パーセントだからもう変えないっていうことはしたくない。そのあたりは柔軟に考えたい。」 

「今取り組んでる前に出る形とか、早いタイミングで打っていくっていうのが、もちろんデフロートに対しての対策でもあり、他の選手に対しても有効になる、自分にとっての新しい戦術。そこをブラッシュアップしていきたい。」 

 

Photo・Text: Tomoyuki Nishikawa/SportsPressJP