粘り強く着実に攻めたい 船水梓緒里

車いすテニスのダンロップ神戸オープン最終日は21日、三木市のブルボンビーンズドームで女子シングルス決勝が行われ、上地結衣が船水梓緒里を 6-0, 6-1で破り、13度目の優勝を飾った。試合後、準優勝した船水渚選手は自身の戦術と課題について語った。

なるべく早い展開をされないようにゆっくりな展開に持ちこみつつ、かつ自分はフォアよりバックの方が攻撃力があるので、バックで先に攻められるようにしたいと思っいていたが、攻め急いでしまう部分が多く、アンフォーストエラーが増えてしまった。ちょっともったいなかった。せっかくラリーでチャンスメイクが出来てもフォアで決めきれなかったり、バックでミスが増えたのはまだまだなと思った。


韓国の大会から、しぶとくラリーをしてポイントを積み重ねた方が、私には向いていると思った。エースを狙ったり、単発でポイントを積み重ねるより、じっくりラリーをしてポイントを積み重ねる方がゲーム取得率が上がると、この3,4週の試合ですごく感じた。質を落とさず、リスクマネージメントしながらラリーすることを意識的にやっていたし、その展開に持ってけたのが今日は良かった。 


上地さんのボールは凄く質も高いし、ボールも重いし、回転量もすごくある。私がラリーをしようとしたときに、上地さんもラリーを一緒に付き合ってくれる場面があった。いい方の課題として収穫だった。 


Photo/Text : SportsPressJP