いろんな人を自由に ハーレーダビッドソン

大阪モーターサイクルショー3/15 

ハーレーの魅力について広報担当の方にお話を伺った。 


 ー私は国産バイクに乗ってるので、まだハーレーの世界は知らないのですが、いつも興味は持ってます。 かっこいいし、独特のテイストがある。ファンが非常に多いですね。 


ハーレって独特の世界があります。出だしでなんとなく自分が乗るバイクじゃないとか、自分の世界じゃないって思われる方が多いかもしれません。 


ー今回の出展のコンセプトを教えてください。 


今回は大きなテーマとしてアメリカンドリーミンと言ってます。もう1度アメリカのそのスタイルと、夢描いてた憧れてたハーレーっていうのをもう1度という、思い出すという形で、これは皆さんに向けてもそうですし、私たち自身もっていうところで、新しくツーリングモデルが全く進化したんですね。で、ツーリングからやっぱり始まってるハーレーなので、 ハーレーがずっとやり続けてきたツーリングが次の章に、次のチャプターに行ったということで、進化しましたというところがメインの今回の打ち出しです。 


ー原点回帰ですね 


そうですね、どんどんいろんな挑戦をしてくるメーカーなんですけど、最終的にはやっぱりアメリカとかツーリングっていうものを、大地をツーリングするみたいなマインドは常に忘れないでいようというところで。もう1度アメリカンドリームです。 

ー日本のバイクは軽くてハイパワーで、サーキットで速い。それと対局のハーレーですが。

バイクというジャンルではなく、ハーレーというジャンル、世界観ですね。 


バイクに興味なくても、ハーレーには興味あるとか そうですね。よく言われるのが、例えば「私バイクに乗ってます」っていう時に、ハーレーのお客さんだけは、「私ハーレーに乗ってます」っていう。やっぱりこう、バイクの中でも、 ある意味、ハーレーは常に自分たちでも言ってるんですけど、ライフスタイルブランドなんです。バイクブランドではなくて、ハーレーの世界を売る。世界観を大事にしてる。 なので、アパレルもすごい多いですし、あとはハーレーってこういう感じっていうイメージていうのをやっぱり大好きにはしているブランドです。第一声で何々乗ってますってなかなかイメージが伝わらない中、ハーレーだけは「ハーレー乗ってます」って言った時に、良くも悪くもハーレーの人なんだなっていう感じがわかるっていうところはブランドの特徴かもしれません。 


ーアメリカは広いので大陸横断するハーレーのイメージが分かります。 日本だと。。 


そうですね。元々始まりが「自由」になるため、どこまでも遠くに行けるバイクっていう、アメリカでドーンとおっきいところをどこまでも行けるというようなとこからは始まってますけど、結構いろんな挑戦をしてまして、去年初めて中免で乗れる小排気量モデルの350ccのXを出しました。 いろんな挑戦は続けていて、いろんな人を「自由」にっていうところではありますが、そのメインの根幹となるところは、馬車とか馬とかから始まって、それよりも自由にいろんなところにどんどん行く、行けるっていうとこから始まってます。大陸をバーンって走るっていうのが1つのハーレーのメインのイメージではありますよね。 だからそれが日本でどれぐらい受け入れられるかっていうところはあるんですけど、ただ一応例えばツーリングモデルって1番おっきいバイクなんですけど、 今回の進化でもだいぶ軽くなりましたし。で、実際の重量が下がった分よりも乗り味としてすごい軽く取り回せるようになってるんですね。重心を変えたりとか。なので、 比較的現代日本で乗ってもどんどんこう乗りやすくはなっているものではあります。 


ードカティがスクランブラーを出して世界的にうけました。 その延長線上でしょうか? 


ハーレーX350はスタイル的にもアメリカンじゃないし、それハーレーなの?って言われるんですけど、ハーレーって昔から例えばフラットトラックのレースでずっと、1970年代から ずっと活躍してきたXRっていうモデルがあって、そういういろんな伝統をから解釈した時に、X350もきちんとハーレーの歴史の中には組み込まれている。そういう歴史的なアイコンがいっぱいあるメーカーだからこそ、いろんな挑戦ができるんです。 

ー女性とか小柄な人には乗りやすそうですね。 値段も凄いです。 


そうですね、値段も僕たちもびっくりしたぐらい。でも、ただあれは、多くの人々がハーレーダビッドソンの世界に足を踏み入れるきっかけとなるエントリーモデルとしての役割を担ってると思います。そのためにはやっぱエントリーモデルとしての値段設定で 国産メーカーさんとも戦える、一緒に並べて選んでいただけるようなハーレーっていうのは重要なのかなと思います、 


ーカフェに置いてあったら、めっちゃ似合いそうです。 


そうですよね。で、結構若い方もそうなんですけど、なんかハーレーって、例えばハーレーに乗ってない人も ハーレのTシャツを着てたり、ハーレーのロゴってそういうカジュアルな感覚で、そこからバイクっていうものを好きになってもらえたらなと、第1歩として、ライトな魅力があると思います。 


ーかたや、クルーザーは迫力があります!まさにザ・ハーレーという雰囲気です。


そうですね。やっぱり。でも、メインストリームは やっぱり日本で受け入れられてるのは、このソフティルと言われるこのクルーザータイプのバイクは、一番日本でも乗りやすいサイズでもありながら、もう見た目でザ・アメリカンで、排気量もすごい大きいですし、例えばこの手前のブレイクアウトで言うと、1900cc以上あるので。このスタイルで、やっぱりこうハーレーっていうものをやっぱ味わいたいっていう人には、すごいうってつけのモデルではあります。 


ー音も凄そうですね。


はい、 そうですね、やっぱり音も、もちろん年々こいろんな規制とか環境問題に対応はしているんですけど、やっぱりドコドコ音が欲しいとか、やっぱりハーレーのお客様は、そういう方が多いので。ハーレーって特徴としては、メーカーとしてもカスタムというものを1つのブランドの柱に置いているのですが、そのお客様が自由にこうカスタムしていただくっていうのも1つのテーマです。カスタムしがいがあるし、また元からカスタムしているような感じもあります。 


ー低くてワイドでロングで。かっこいいです。 


そうですね。でも1番こう、やっぱりお客様が、ぱっと見てハーレーと思うのはこの辺の車両ですね。アメリカUSでは、本国ではやっぱりツーリングがメイン車種なんです。あっちの大きいモデルがメインで、売れてる割合としてもあっちの方が多いんです。ただ、もう日本ではやっぱクルーザーモデルです。 


ー走る距離も違いますね。


そうですね。1回で走る距離も違いますし、あとリアルな話、その車庫事情というか。やっぱりツーリングモデルは大きいので、後ろにバックもついていて。 



ー最後に、日本の二輪業界の現状と未来についてどのように思われますか? 


やっぱりバイクというのは1つの文化だと思います。文化と言うと、やはり世界的なマーケットの中でも、日本ってやっぱすごいです。もちろん、日本の国産のバイクブランドさんが、あんなにあるとか。例えばモーターサイクルショーでもそうですけど、こんなにバイクに興味ある人がいて、それぞれのブランドに対する みんな知見がある。その文化として根付いてるっていうのは、やっぱり日本は世界の中でも有数だなとは思っています。 


コロナ禍で、ちょっと一旦、バイク熱が高まって一時的なブームもありましたけど、でも、今まで歴史で見ても、結構何回もブームもあって、常にバイクって 人気がある国なので、そういう意味では、今後もこのままバイクっていうのが、どういう進化をもしていくかは別として、常にあり続けるんだなと思います。 もう1つは、完全にバイクって便利なものというだけではなくて、4輪はもしかしたらある意味完全にそのツールとしての面を持っているんで、どういうふうに進化していくのか、あるいは自動運転なのかとか色々あるかもしれないですけど、2輪はそれだけでは語れない完全に趣味な部分があるので、それはなくならないんだろうなという気はします。


逆に必要で乗る、特にハーレーって必要で乗られてる方は1人もいないので。 お買い物に行くのにどうしてもハーレーが必要でってことはないので、そういう意味で言うと、もうこれは完全にそのロマンであって、趣味なので、そういう意味では、ちゃんと魅力的なものを作り続けていけば ずっとファンが続いていくものなのかなと思ってます。


ーブランディングは大事ですね


そうですね。そう。だから、最終的には常に今後もハーレーに憧れてもらえるようなブランディングをしていかなければなと思ってます。 


ー永野芽郁さんの動画を拝見しました。


ありがたいことに皆さん好きで乗っていただいてる方が多いブランドなので助かるんですけど、永野さんも特にずっと憧れられてたそうです。ほんとに楽しんでらっしゃるなっていう感じでした。バイクの面白いところは、そこで彼女が風を感じて気持ちいいとか、バイクってこんなんなんだって言った時に、全てのライダーさんがそれを共有できるんですよね。だから、あの彼女の素直な気持ちがみんなの心にも響くっていうのが面白い。


でも本当にあれがなんか未来も表してるような気はします。若い女の子もやっぱりこんなにワクワクして、乗っててこんなに楽しくてっていうのであれば、未来も明るそうです。


ー最近、バイク女子というのも増えました。


ありがたいことに、SNSが出るまでは、やっぱりなんか若返りをしなきゃいけないとか、やっぱり若い人は興味ないんじゃないかって思ってたんですけど、バイク女子とか、ハーレー女子っていうハッシュタグで検索すると、すごいたくさんの若い女の子たちも乗ってくれててバイクが盛り上がってる。教習所の人と話すと、街で見たハーレーに乗りたいから取りに来ましたぐらいの、飛び込む力は女性は強い。そういうとこに期待はしたいです。


ほんとに若い人も1回この楽しみ方っていうか、バイクの楽しさみたいなのをに気づけば、あとバイクに乗って自由になれるんだっていうことが分かれば、なんかみんなもっと興味をもって乗ってくれると思うので、そういうところを見せていくのがメーカーの仕事なのかなとは思ってます。


ー今日は平日ですけど、土日にまたたくさんのお客さんが来られると思います。 できれば若い人にたくさん来てもらいたいですね。 


そうですね、それで雰囲気を感じていただければ、そういうブース作りとかイベント作りを。 なんかブランドを感じてもらえる、バイクを感じてもらえるようなイベントとかブースの作り方っていうのはすごく気を付けてます。


ーありがとうございました。


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