トライを取りきる、前に出る精神

~流れとか、選手の勢いは凄く大事だ~


▽全国大学ラグビー選手権 準決勝

京産大 30-52 明治大(1/2・国立競技場) 


◆神鳥裕之監督/廣瀬雄也

相手の京都産業大学のフォワードの圧力と、お互いの強みがぶつかり合った素晴らしい試合だった。明治大学ラグビーのプライドを示してくれた選手たちに誇りを感じ、今週1週間、メンバー全員が一丸となり良い準備をした結果だと思っている。いよいよ最後の1つ。満足することなく、また次に良い準備をして向かっていきたい。 


 昨日の地震があったが、試合ができたことに感謝している。相手がフォワードを強みにしている中、我々も自らの強みを発揮し、前半終了時のプレーでのトライはすごかった。後半も明治にとって良い流れだったので、今日の勝利は次に繋がることが嬉しい。 

 このチーム、1戦、1戦試合を追い越すごとにまだまだ成長している。今日の部分で言えば、本当に自分たちのラグビー、明治のラグビーというものを、同じ絵で見つつあるかなと。今キャプテンが言った通り、そのトライを取りに行く姿勢であったりとか、本当にみんなが思う明治のラグビー、トライを取る、そういうラグビーを本当に体現してくれた。あと、自分たちの強みであるフィジカルの部分、相手の外国人含め、そういったところの、相手がやりたいところをこうしっかりと止めて、自分たちの強みを出しているというような、本当に逃げることなく、自分たちの持ってるものをしっかりぶつけあう、そういうレベルできてきてるところが成長を感じてる。



そういった意味では、最後の、トライを取った時間は非常に良かったが、取られた時間帯は、最後はしっかり閉めて終わりたかった。ゲームの中における80分間の中で、しっかり戦い続けるという部分、決勝に向けて修正したいと思う。


相手の特徴というのは、当然、今日の試合に限らずしっかりと準備をしながら戦っていくが、 フォワードの中でも、パスを使ったり、オプションを使ったり、バックスを組み合わせたり、1年間通してチームのアタックストラクチャーとして準備してきた。やってきたことをしっかり遂行できたと感じている。


学生のノックアウトのトーナメントにおいて、流れとか、選手の勢いっていうのはすごく大事になってくる。トライを取り切れなかったからと、そこでショットを選択してる時点で、僕たちは負けだと思ってる。明治の強みっていうのは、フォワードとか、バックスも関係なく、前に出る精神っていうのは強く持ってた。あそこで1度トライ取りきれなかったから、そこで違う選択をするのかって言ったら、絶対明治のラグビーじゃないと思う。あそこでもう1回、あのモールを選択してトライを取り切ったことがすごく後半の流れに繋がったと、すごく感じている。

 


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