ラスボスのラストプレー 堀江翔太

◆堀江翔太選手が今季限りで現役引退へ

ラグビー日本代表のフッカーとして活躍した堀江翔太選手(37)が6日、記者会見を開き、今シーズン限りで現役を引退する意思を表明した。 

大阪府出身の堀江選手は島本高校、帝京大学を経て2008年から埼玉パナソニックに所属。豊富な運動量と高い技術を誇るフッカーとして国内外で活躍した。日本代表としては2009年に初キャップを獲得。ワールドカップは、2011年大会から4大会連続出場を果たしチームの主軸として活躍した。2019年の日本W杯では全5試合に先発出場して日本のベスト8に大きく貢献している。


堀江は身長180センチ、体重104キロで、途中出場で勝利を手繰り寄せる展開から「ラスボス」と呼ばれファンに親しまれていた。最終ラインを押し込む力強いプレーは多くのファンを魅了した。 


引退後はS&C(ストレングス&コンディショニング)の指導者を目指す意向を示し、「正しい身体の使い方が絶対あるんだ、と若い子たちに伝えたい。全体のレベルが上がれば、もっとトップアスリートが増えると思う。僕はそこに目を向けていきたい」と語り、後進の育成に力を入れていく考えを明かした。 


 堀江選手にとってラグビーとは?という問いに「ラグビーは趣味。楽しんでやってきた」「いいラグビー人生を送れた。いろんな人の支えがあってここまで来れた」と感謝の言葉を述べ、ラストシーズンも最後まで自身らしいプレースタイルを貫くことを表明した。


SportsPressJP