田中碧 自分たちにフォーカスする

「ワールドカップに向けてとうとうアジア予選が始まるが、相手が弱い場合も強い場合も、そこはあまり意識せず、自分たちにフォーカスすることが重要だと考えている。自分たちのできることに集中したい。相手はどんなに強くても、自分たちのパフォーマンス次第だ。」


「選手の動きやパスコースを読んで最適なプレーを選びたい。試合展開に応じたキックの精度向上も意識している。亨梧君のゴールを見習うなど、練習ではいろんな選手の長所を取り入れている。まだまだ成長の余地がある。日々努力を重ねて全体的なレベルを高めたい。」


「自分たちへのフォーカスを最優先に、100%の力を出し切る。 また、得点を取るだけが僕の仕事じゃない。エリア内にボールを入れることも凄く大事だと思う。だから、点を取れる分には取らないといけないが、それ以外のこともすべて成長していかなきゃいけない。エリア内にボールをどれだけ入れられるかがとても重要なので、そこを意識していきたい。」




全員で戦う姿勢が大切で、以前に比べ試合内容を深く分析するようになった。また、自身のテクニックだけでなく、他の代表選手のプレーからも学んでいる。厳しい環境下でこそ、自分のサッカーを貫く覚悟が問われる。得点力だけでなく、トータルなプレー力の向上を目指している。自分の役割は得点だけではなく、パスを通じてゴールエリアにボールを入れることも重要だ。相手の戦術を読み、それに対応した自分の攻撃スタイルを使うことで、結果を出したい。

 

TEXT:Nishikawa Tomoyuki/SportsPressJP 

Photo: Suzuki Hiroshige/SportsPressJP